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23日

県高校ラグビー決勝 新田復権、花園トライ

2018年11月24日(土)(愛媛新聞)

【新田―三島】後半20分、新田・平田(中央)のトライで17―7とリードを広げる=県総合運動公園球技場

【新田―三島】後半20分、新田・平田(中央)のトライで17―7とリードを広げる=県総合運動公園球技場

決勝で敗れ、涙する三島の選手たち=県総合運動公園球技場

決勝で敗れ、涙する三島の選手たち=県総合運動公園球技場

【新田―三島】後半20分、新田・平田(中央)のトライで17―7とリードを広げる=県総合運動公園球技場

【新田―三島】後半20分、新田・平田(中央)のトライで17―7とリードを広げる=県総合運動公園球技場

決勝で敗れ、涙する三島の選手たち=県総合運動公園球技場

決勝で敗れ、涙する三島の選手たち=県総合運動公園球技場

 ラグビーの第98回全国高校大会県予選最終日は23日、県総合運動公園球技場で決勝を行い、第1シードの新田が第2シードの三島を19-14で下し、10年ぶり46回目の優勝を果たした。

 新田は前半5分に平田のトライで先制。後半8分には加藤、同20分には再び平田がトライを決め、三島の反撃をかわした。

 新田は12月27日から、大阪・花園ラグビー場で開かれる全国大会に出場する。

 

 【評】粘り強い攻守で新田が競り勝った。前半5分、ラックからフランカー平田が押し込んで先制。後半8分にはナンバー8加藤のトライでリードを広げると、20分にも平田が2本目のトライを決めて突き放した。守備では、FW陣が三島のモール攻撃をしのいで前半は無失点。後半は押し込まれて得点を許したが、最後まで集中力を切らさなかった。

 三島は後半14分、ナンバー8山瀬がラインアウトからの速攻でトライを奪って反撃を開始した。敵陣で前進し続けて、25分にはプロップ中村のトライなどで5点差まで追い上げたが、届かなかった。

 

◆全国 伸び伸びと◆

 【新田・亀岡政幸監督の話】(就任から)5年かかったが、一歩ずつしっかりと上に上ってきた。ミスでリズムを崩して思い切ったプレーができない中、FW陣がよくしのいでくれた。全国では伸び伸びとプレーさせたい。

 

◆全員で得た勝利◆

 【新田・SO戒田主将(10年ぶりの優勝)】「全員でつかみ取った勝利。ディフェンスが課題だったが、ミスをしても粘り強く守って攻撃につなげられた。全国でも新田らしい展開ラグビーで、一つでも多く勝ちたい」

 

◆選手よく守った◆

 【三島・野本聡監督の話】新田の攻撃力を抑えるため、準決勝以降、対策に取り組んできた。選手は想定通りによく守ってくれた。だが、前半のチャンスを決めきれなかった点と、後半の追加点が勝敗を分けた。

 

◆後半は粘り出た◆

 【三島・FB高橋真選手(守備陣を統率)】「5年前の成績を超える花園での2勝が目標だったので悔しい。警戒していたウイングバックへボールが渡る前に対処するなど、狙い通りに守れた。後半は三島の持ち味の粘りが出せてよかった」

 

【攻守かみ合い10年ぶり】

 ノーサイドの笛が響くと、抱き合い、涙を流し、喜びを爆発させた新田フィフティーン。攻守がかみ合って、10年という雌伏の時を経た古豪が復活優勝を果たした。

 幸先よくスタートを切った。前半5分、ゴール前のラックから、フランカー平田が「混戦だったので、相手ディフェンダーがそろう前に」と、果敢に押し込んで先制トライを挙げた。

 しかし、あとが続かなかった。「ここ一番の場面で取り切れず、焦りが出た」(亀岡監督)と、ボールを奪取してもペナルティーを重ねて攻撃につなげられない。前半を7―0のまま折り返した。

 停滞しかけた流れを打破したのが、ナンバー8加藤だった。後半8分、中央のラックから「ここでやらなきゃ誰がやる」と、執念でゴールラインにねじ込む。後半20分には平田が再びトライを決め、なんとか三島の追い上げを振り切った。

 相手の堅守の前に、3トライにとどまった。それでも勝ち切れたのは「相手に押し込まれる場面で、FW陣がディフェンスで我慢してくれた」(平田)。FWリーダーのロック仲本も「練習の成果が出た。守りで粘り勝ちできれば、絶対勝てる。昨年の決勝で負けた悔しさを全部ぶつけた」と振り返った。

 「花園に戻る」をテーマに臨んだ今大会。第1シードとして、見事に目標を達成した。加藤は言う。「新田が復活したということを、全国に知れ渡らせたい」。大舞台へ、新田の再挑戦が始まった。

 

【磨いた策 三島の意地】

 「あー!」。試合後、悔しさを抑えきれない三島の選手が、大粒の涙を流しながら地面をたたいた。

 持ち味は存分に発揮できた。決勝進出を決めた11日以降、強力な新田の攻撃対策に時間を割いた。相手にボールを与えぬよう練習前から走り込み、タックルのタイミングなど技術も磨いた。

 「前半は(トライを)1~2本に抑え、後半走り勝つ」という試合プランも的中。リードを許した後も持ち前の粘りを発揮し、後半のスコアは新田を上回ってみせた。

 それでも「新田は一つ一つのコンタクトで勝り、バックスもいいアタックができていた」(野本監督)。主将の山瀬は「丁寧なプレーを重ねスローテンポで前へ出ることはできたが、フィジカルやハンドリングスキルで相手が上だった」と振り返る。追い詰めたものの、最後は地力の差が勝敗を分けた。

 今年初めて全国大会に出場した吹奏楽部の強力な応援も力にし、終盤にトライを決めた1年中村は「先輩全員が憧れの存在。少しでも長くプレーしたかった」とむせび泣いた。

 「負けたけど、全員で楽しめた試合。夢は来年、きっと後輩がかなえてくれる」。山瀬は成長著しい後輩の姿を見つめ、静かに前を向いた。

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