J2リーグ・第42節
愛媛FC、最終戦完敗 18位 降格圏熊本に見せ場なし
2018年11月18日(日)(愛媛新聞)

【熊本―愛媛FC】前半、ゴール前で攻撃を阻まれる愛媛FC・林堂(23)=えがお健康スタジアム

【熊本―愛媛FC】前半、ゴール前で攻撃を阻まれる愛媛FC・林堂(23)=えがお健康スタジアム
【12勝12分け18敗 勝ち点48】
明治安田J2リーグは17日、第42節の11試合を行った。愛媛FCは熊本市のえがお健康スタジアムで熊本と今季最終戦を戦い、0―3で敗れた。最終成績は12勝12分け18敗(勝ち点48)となり22チーム中18位だった。
愛媛FCは後半にカウンターなどから3失点して完敗した。
松本、大分の来季J1昇格が決まった。松本は徳島と0―0で引き分け、勝ち点77で優勝も決定。大分は山形と1―1で引き分け、同76で自動昇格の2位となった。松本は4季ぶり、大分は6季ぶりのJ1復帰となる。J1で17位以下が決まっている長崎はJ2に降格する。
横浜FCが3位、大宮が5位、東京Vが6位でJ116位とのJ1参入プレーオフに進出する。4位の町田はJ1ライセンスを持たないため出場資格がない。讃岐は京都に0―2で敗れ最下位となり、J3降格が決まった。徳島は11位だった。
【評】愛媛FCはカウンターなどで3失点して大敗した。
前半から守勢に回ったが決定的なチャンスはつくらせなかった。しかし後半も熊本ペースで進み、7分に左でのパスをカットされカウンターで失点。12分にはミドルシュートを沈められた。前掛かりになった35分にもカウンターを受けて3点目を奪われた。
◆足りない部分多い◆
【愛媛FC・川井監督の話】 完敗だった。アグレッシブにきた熊本に言い訳できないほど完勝された。足りない部分はたくさんある。試合は終わったが、まだトレーニングは残っているので修正点を意識させたい。
◆執念が勝利に届く◆
【熊本・渋谷監督の話】 結果が出ない中でも約5600人が来てくれた。その後押しで勝てた。勝ちたいという執念が勝利に届いた。こういった思いで戦うことができていれば、もっとたくさんの勝利を挙げられた。
◆失点前後バタバタ◆
【愛媛FC・前野】(厳しい敗戦でシーズンを終え)「もちろん勝ちにいっていたし、前半は決して悪い入りではなかったが、先制される前や、その直後はかなりバタバタしてしまった。チームとしてまだ完璧じゃない」
◆守備崩す糸口なく◆
【愛媛FC・丹羽】(後半に途中出場も得点に絡めず)「熊本はリードしていたこともあって、なかなか前に出てこなかった。結果を残すことだけ考えていたが、守備を崩す糸口を見つけられなかった」