ミカン色の縁、被災農家応援
愛媛FCサポーターらがホーム戦で規格外品を販売
2018年11月13日(火)(愛媛新聞)

西日本豪雨の被災地で収穫した規格外ミカンを購入するサポーター

西日本豪雨の被災地で収穫した規格外ミカンを購入するサポーター
【1時間半で300キロが完売 「無関心じゃない」】
西日本豪雨で被災したミカン農家を支援しようと、サッカーJ2愛媛FCのサポーターらが11日、松山市上野町の県総合運動公園ニンジニアスタジアムであったホーム戦で、宇和島市産の規格外ミカンを販売した。
販売は、サッカー日本代表の名物サポーター「ちょんまげ隊長ツンさん」こと角田寛和さん(55)=千葉県柏市=が9月、被災した宇和島市吉田町の農家の支援に訪れたことがきっかけになった。
角田さんによると、7月に果実の数を減らす「間引き」の作業ができなかった影響で小型になり、規格外となってしまうミカンが大量に出ていたという。2016年の熊本地震の際も同様の取り組みをした経験から、角田さんは買い取りを申し入れ、サポーターや愛媛FCに協力を呼び掛け販売にこぎつけた。