四国中央
すし職人が障害者支援施設で調理
2018年11月6日(火)(愛媛新聞)

すし職人(左)の手ほどきを受けて握りずしを作る利用者

すし職人(左)の手ほどきを受けて握りずしを作る利用者
握りたてのすしを障害者に楽しんでもらおうと、四国中央市内のすし職人10人が1日、同市妻鳥町の障害者支援施設「太陽の家」で調理を実演し、利用者68人に振る舞った。
四国中央すし商組合(9店)が全国すしの日(11月1日)に合わせて実施し、31回目。のれんやネタケースを設置したカウンターで、法被姿の職人がマグロ、カンパチなど5種類のにぎりずしや巻きずしを手際よく作った。利用者は職人と巻きずしやにぎりずし作りも体験し、笑顔が絶えなかった。
高橋幸一郎施設長(58)は「みんな楽しみにしている。長年貴重な場を提供していただきありがたい」と感謝した。組合長の松本浩二さん(74)は「本格的なすしの雰囲気を味わってもらいたいとの思いで続けている」と話した。