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全国高校駅伝県予選

女子 八幡浜圧巻V12 男子 松山商3年連続

2018年11月4日(日)(愛媛新聞)

【男子】2人を抜きトップで4区・木山(右)にたすきをつなぐ松山商の3区・野村=西条ひうち陸上競技場

【男子】2人を抜きトップで4区・木山(右)にたすきをつなぐ松山商の3区・野村=西条ひうち陸上競技場

【女子】1時間12分8秒で12連覇を達成した八幡浜のアンカー山中=西条ひうち陸上競技場

【女子】1時間12分8秒で12連覇を達成した八幡浜のアンカー山中=西条ひうち陸上競技場

 

 

 

 第69回男子、第30回女子全国高校駅伝県予選は3日、西条ひうち陸上競技場の特設コース(男子7区間42.195キロ、女子5区間21.0975キロ)であり、男子は松山商が2時間9分23秒で3連覇を、女子は八幡浜が1時間12分8秒で12連覇を果たした。

 スタート時の気温は17度、湿度61%。男子は松山商が3区で逆転し、そのまま逃げ切った。女子は八幡浜が1区から全区間で首位を守り抜いた。

 優勝した松山商と八幡浜は全国大会(12月23日・京都市)に出場する。男子は4位以上、女子は3位以上が四国大会(11月18日・高知市)に進む。女子は第30回記念大会のため、四国大会で各県代表を除く最上位校も全国の出場権を得る。

 

【男子 松山商3年連続】

<レース経過>

 序盤こそ首位を明け渡したが、松山商が粘りの走りで強さを見せつけた。トップと18秒差の3位でたすきを受けた3区野村が、区間賞の快走で逆転し1位に。4区の主将木山がさらにリードを広げ、その後も首位を譲らなかった。

 宇和島東は1区の1年生梅崎が3位でつなぎ流れをつくると、以降も安定した走りで2位に。新居浜東は徐々に順位を上げ、5区で八幡浜をかわして3位となった。

 

◆精神的成長感じた◆

 【男子1位の松山商・浜田定幸監督の話】 1区でもたついたのが課題だが、3、4区は3年生が冷静に走ってくれ、精神的な成長を感じた。全国は選手それぞれに目標順位やタイムがあるので、達成できるよう頑張りたい。

 

【混戦逆転 粘り勝ち 「三段構え」中盤加速】

3連覇のプレッシャーを力に変え、松山商メンバーが晴れやかな笑顔でゴールテープを切った。

厳しい戦いになることは分かっていた。特に実力者がそろう1区は混戦が予想された。それゆえ、レースプランは「三段構え」(浜田監督)。1区がダメなら3区で、中盤がもたつくなら6区で再スタートする気持ちで臨むよう、選手に心の準備をさせていた。

昨年に続き、1区は千守。前半は落ち着いた走りで先頭集団を引っ張ったが、ラスト2・5キロの追い上げについていけず2位となった。「チームの核としていい流れをつくりたかったのに、情けない走りをしてしまった」と肩を落とした。

2区で一つ順位を下げたが、流れを引き戻したのは3区野村だった。トップとの18秒の差も「自分なら絶対に1位にできる」と拳を突き上げスタート。2位八幡浜とともに5キロ手前で首位をかわすと、デッドヒートの末、1位に躍り出た。「キャプテン、お前が決めてこい!」。3年間ともに汗を流した盟友木山にたすきを託した。

「リードしてくれていたので、後ろは少し気にしつつも自分の走りができた」と木山。区間賞の力走を見せ、47秒まで差を広げた。「3年間の集大成に」と挑んだ6区岡田らもじわじわと後続を引き離した。

3連覇は果たしたが、目標タイムには遠く及ばなかった。「全国で通用しない」と7人。師走の都大路へ、勝利の余韻に浸る暇はない。

 

◆3年生がけん引◆

 【男子2位の宇和島東・岩川英俊監督の話】 前半は力まず、後半に力を出し切れるようなペース配分で走るよう伝えた。3年生がチームを引っ張り、よく頑張ってくれた。1区の1年生梅崎がいい流れをつくってくれた。

 

◆流れつかみきれず◆

 【男子3位の新居浜東・白方順監督の話】 長距離区間で食い下がり、後半の追い上げに期待したが流れをつかめなかった。昨年の四国大会出場やコーチの助言でレベルが高まった。今回の四国でも良い経験を積みたい。

 

◆非常にいい出来◆

 【男子4位の八幡浜・井上陽平監督の話】 非常にいい出来だった。1~3区の2、3年生がいい流れをつくり、特に1区の主将・松田は人間的に成長しチームを引っ張ってくれた。初駅伝の3選手も役割を果たしてくれた。

 

【女子 八幡浜圧巻V12】

<レース経過>

 5人中4人が区間賞の八幡浜が圧勝した。1区中村が2位の新居浜西に30秒差をつけてつなぎ、2区菊池、3区山岡がさらに引き離して首位を独走。アンカー山中は、区間記録まで3秒に迫る好タイムをマークし、2分19秒のリードでゴールした。

2位の新居浜東は1区で6位と出遅れたが、2区五味が3位に浮上、4区小野が区間1位の走りで順位を押し上げた。3位の今治北は2、3区で2位につけたが逆転された。

 

◆全国へ力伸ばす◆

 【女子1位の八幡浜・倉田茂監督の話】 1区中村の快走に応えた全員の力。初駅伝の二宮もよくつないだ。夏は記録が伸びない状態が続いたが、秋にかけて選手らの目が変わってきた。全国に向け、さらに力を伸ばしていく。

 

【5人中4人区間賞 高いチーム力 終始独走】

 エースがつくった30秒の「貯金」が、1分31秒、1分55秒とどんどん広がった。3年連続で最長6キロの1区を走った主将中村の圧倒的な強さ、それに甘えまいとするメンバーの力走が、八幡浜に12度目の勝利を呼び込んだ。

 号砲と同時に飛び出した中村。昨年までは戦略的に初めの1キロをローペースで走ったが、最高学年の今年は区間新記録を狙い「最初から前に出ようと決めていた」。

 練習で男子のペース走に交じり、長距離を走る力は増していた。中盤で後ろの新居浜西を振り切ると、中継地点の陸上競技場に帰ってきたときには完全な独走状態。チームをまとめるのに苦労した日々、思うような記録が出ない時期に「いつも支えてくれた仲間」へ、しっかりとたすきをつないだ。

 「昨年は(中村)優希の貯金を使うしかできなかった。今年は自分でも差を広げられて良かった」。山岡の言葉には、中村への感謝と同時に選手としての意地がにじんだ。それは他のメンバーも同じ。「11年分の先輩たちの思いを感じながら走った」(山中)と各自が自分の役割を全うし、4人が区間賞、高校駅伝初出場の二宮が区間3位というチーム力の高さを証明した。

 四国大会、全国大会もメンバー7人の少数精鋭で戦う八幡浜だが、現在はチーム全員が好調。中村は「四国は優勝を目指せる。全国は八幡浜の歴代最高タイムを目指す」と躍進を期待させた。

 

◆代表勝ち取りたい◆

 【女子2位の新居浜東・白方順監督の話】 選手はこの1年で力をつけた。後半勝負と思っていたが予想以上に離された。まだ全国出場のチャンスは残っている。四国ではオーダーの見直しも視野に、代表枠を勝ち取りたい。

 

◆選手はまだやれる◆

 【女子3位の今治北・竹本英利監督の話】 タイムに不安はあったが、しっかり踏みとどまってくれた。よくて2位、悪くても3位を想定していたので、思惑通り。選手はまだやれる。四国では粘りを発揮してほしい。

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