松山
海の恵みに感謝 魚供養まつり
2018年10月12日(金)(愛媛新聞)

魚供養まつりで海にヒラメなどを放つ関係者

魚供養まつりで海にヒラメなどを放つ関係者
水産市場と業界の発展を願う「魚供養まつり」が11日、愛媛県松山市三津ふ頭の市公設水産地方卸売市場であった。参加した関係者約75人が神事などを通じて、海と生き物に感謝の気持ちを伝えた。
市水産市場運営協議会が毎年開催しており、31回目。
神事の後、協議会の嶋矢俊次会長が「安全で安心な魚介類の安定的な供給に日々努めることが使命だ」とあいさつ。関係者が市場で扱うタイやヒラメを海に放ち、豊漁を願った。
市市場管理課によると2017年の同市場の総取扱量は1万36トン。消費者の魚離れや、大手スーパーが市場を通さず直接産地から仕入れるといった流通経路の変化などの影響で、近年は減少傾向が続いているという。