地元のNPO法人
野村復興へCF、乙亥相撲など費用に充当
2018年9月12日(水)(愛媛新聞)


西日本豪雨で被災した西予市野村地域の復興に全国からの力を借りようと、地元のNPO法人「シルミルのむら」は11日までに、インターネットで寄付金を募るクラウドファンディング(CF)を始めた。10月19日までに800万円を目標とし、被災した商店の再開や11月に予定されている伝統の「乙亥大相撲」開催費用などに充てる。
地域活性化プロジェクトを集めたサイト「FAAVO」=写真=を利用。使途は地元の商工団体と連携し被災商店の備品購入など300万円▽乙亥大相撲土俵設営200万円▽返礼品費用90万円▽復興イベント50万円―など。
3千~20万円のコースがあり、返礼品は野村地域の事業者や生産者が提供。乙亥会館が水没し、会場を変えて無料開放する乙亥大相撲で、土俵作り参加や観戦できるメニューもある。
山口聡子副理事長(市の「田舎で働き隊」隊員)は「『野村はやっぱり、よいよ(とっても)いいわい』と、思ってもらえるような地域であり続けてほしい。活気と、笑顔で戻ってこられる場所を取り戻したい」と協力を呼び掛けている。