J2リーグ・第32節
愛媛FC、雨に苦戦 無得点ドロー 讃岐の守備崩せず
2018年9月9日(日)(愛媛新聞)
明治安田J2リーグは8日、第32節の7試合を行った。愛媛FCは県総合運動公園ニンジニアスタジアムで讃岐と対戦し、0―0で引き分けた。通算成績は9勝9分け14敗(勝ち点36)で順位は17位のまま。
愛媛FCは序盤から讃岐陣内へ攻め込んだが、ゴールを割れなかった。
前節2位の松本は福岡に1-0で競り勝ち、勝ち点を60に伸ばした。東京Vは3位の横浜FCを2―1で破り、勝ち点55、得失点差13とも並んだ。総得点差で4位。徳島は栃木を4―1で下し8位。讃岐は22位のまま。
愛媛FCは次節、15日午後7時から、栃木県グリーンスタジアムで栃木と対戦する。
【評】愛媛FCは讃岐の守備をこじ開けられず、スコアレスドローに終わった。
前半は神谷を中心にパスをつなぎながら、要所でサイドチェンジを織り交ぜて再三シュート。ぬかるんだピッチに苦しんだ後半も、小池の突破をきっかけにチャンスをつくったが、ゴール前を固める讃岐の守備陣を崩せなかった。
◆勝つすべが必要◆
【愛媛FC・川井監督の話】 相手に対してよりも、グラウンドに対して非常に苦しんだ。シュートは打てたし、チャンスもつくれたが、この日のようなピッチ状況でも勝ち点3を取るすべを持たないといけないと感じた。
◆意思統一できた◆
【讃岐・北野監督の話】 雨が予想され、愛媛の調子もいいので、守ってカウンターを狙うことでチームは意思統一ができていた。前半は守って後半ギアを上げた。仕留めるだけだったが、愛媛にホームの力があった。
◆判断難しく迷った◆
【愛媛FC・有田】(途中出場するも雨に苦しみ)「ボールが止まるか、伸びるかの判断が難しく、迷いがあった。精度のところが言われているが、入るときは入るものでもある。シュートは増えているので続けていきたい」
◆結果が足りない◆
【愛媛FC・小池】(右サイドを何度も突破してチャンスをつくる)「相手も割り切って引いてきたので、何とかサイドを突破してクロスを上げたかった。数は多く上げられたが、最後の結果が足りなかった」