養殖現場見学や料理堪能
苦手な魚もおいしく 愛南で親子体験ツアー
2018年9月3日(月)(愛媛新聞)

漁協に水揚げされた魚に触れる子どもら

漁協に水揚げされた魚に触れる子どもら
親子らで県内の漁業や魚食文化に触れてもらうモニターツアー「漁村体験イベントin愛南」が8月31日、愛南町岩水の宇佐水産などであり東中予の11組35人が参加し、マダイ養殖現場の見学や魚料理を楽しんだ。
県の「高齢化時代に対応した水産加工品実践活用支援事業」の一環。料理研究家の中村和憲さん(54)=松山市=をコーディネーターに同社や愛南漁協が協力し初開催した。
参加者はマダイ約400万匹を飼育している同社で網洗いロボットの操縦を体験。漁協女性部と朝に水揚げされたマダイを調理し、塩釜焼きや海鮮バーベキューを味わった。
同町鯆越の愛南漁協本所では競り市や、同漁協がスマなどの出荷用に使うハイブリッドアイスの製氷を見学。町内で養殖されている本マグロもお目見えし、子どもらは大きさに目を丸くしていた。
松前町から両親と参加した松前小学校3年の男児(8)は「魚は苦手だったけど、今日のはとてもおいしかった」と魚嫌いが薄れた様子だった。