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全国高校野球愛媛大会

怒るばっかりですまんかった/いい試合してくれありがとう 監督のラストメッセージ

2018年9月2日(日)(愛媛新聞)

最後のミーティングの後、固い握手を交わす吉田の土居浩二監督と選手=7月17日、坊っちゃんスタジアム

最後のミーティングの後、固い握手を交わす吉田の土居浩二監督と選手=7月17日、坊っちゃんスタジアム

 7月に行われた第100回全国高校野球選手権愛媛大会。甲子園切符をつかんだ済美以外の58チームは悔しい敗戦を味わった。敗れた監督が最後のミーティングで選手たちに贈った言葉とは-。

 吉田は1回戦をコールド勝ちしたが、2回戦で敗れた。土居浩二監督は試合後、まず選手に謝った。

 「お疲れさん。今回は君たちには過酷なことを強いた。ベストなコンディションで臨ませてやれなかった。申し訳ない」

 宇和島市吉田地域は、7月の豪雨災害で被災。選手たちは復旧活動に励み、練習もままならない中で臨んだ大会だった。

 「結果としては勝てへんかったけど、本当にいろいろと力になってくれた。地域の人も喜んでくれているだろう。あわよくば、二つ、三つと勝ってみんなに喜んでもらいたい気持ちだったんだけどね。それでも、この暑い中、みんな本当にご苦労さん。特に3年生、お疲れさん。こういった形で高校野球は終わるけれど、社会に出たら、おまえらは負けられないんだぞ。吉田の『吉田魂』を持って社会に出てほしい」

 全体ミーティングの後、土居監督は3年生だけを集め、一人一人にねぎらいと感謝の言葉を伝えた。

 「4人でよう頑張った。泣くな。よう頑張ったんやぞ。おかげで後輩があるんやぞ。怒るばっかりですまんかったのう。ありがとうな」

 39年ぶりにベスト8に進出した松山南は、準々決勝で新田に2―5で敗れ、初の4強入りを逃した。39年前のベスト8時の選手だった亀井昭三監督は「後輩」たちに言葉をかけた。

 「正直勝ちたかったけれど、負けて悔しい気持ちもあるけれど、みんなすごくいい試合をしてくれた。最後は先生がちょっと勝ちたい、勝ちきりたいな、勝ち越されたらいやだなと、弱気な采配をしてしまった。それも含めて申し訳ない」

 「歴代最強」を掲げ、堅守で勝ち上がったチーム。監督は選手たちの成長に目を細めた。

 「一戦一戦、力をつけて自信もつけていい試合をしてくれた。3年生が大会を勝ち進むごとに顔つきが変わり、たくましく戦える集団になった。その背中を1年生、2年生が見てきただろう」

 最後は感謝の言葉で締めくくった。

 「今日は本当にいい試合をしてくれてありがとう。お疲れさまでした」

 (全文は愛媛のスポーツマガジン「E―dge」9・10月号に掲載しています)

 

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