J2リーグ・第31節
愛媛 1点の重み 新潟戦0―0
2018年9月2日(日)(愛媛新聞)
明治安田J2リーグは1日、第31節の11試合を行い、愛媛FCは県総合運動公園ニンジニアスタジアムで新潟と対戦し、0―0で引き分けた。通算成績は9勝8分け14敗(勝ち点35)で、順位は17位のまま。
愛媛FCは、数度の決定機で決めきれず、11試合ぶりに無得点で試合を終えた。
町田は甲府に2-0で快勝し、3連勝で勝ち点を59に伸ばし首位を守った。2位松本は水戸と1-1で引き分け、同57。京都を退けた横浜FCが同55の3位で、大分に勝った福岡が同52で4位浮上。徳島は讃岐に4―0で勝ち、徳島は8位、讃岐は22位。
愛媛FCは次節、8日午後7時から、県総合運動公園ニンジニアスタジアムで讃岐と対戦する。
【評】愛媛FCは主導権を握りながらもゴールネットを揺らせず、スコアレスドローで勝ち点1を手にした。
前半からビルドアップが機能し、敵陣へ何度も攻め込んだ。河原、近藤、藤本を中心にシュートを放ったが、決めきることはできなかった。守備では新潟のカウンターを受けたが連携して対応し、無失点に抑えた。
◆枠外すシーン多かった◆
【愛媛FC・川井監督の話】 ゴール前の質の部分で勝ち点3に届かなかった。相手のナイスセーブよりも、こちらが枠を外すシーンが多かった。パスやサポートの動きも足りなかった。無失点に抑えたことは収穫だ。
◆最低限の任務はクリア◆
【新潟・片渕監督の話】 0―0というスコアで最低限のミッションはクリアできた。一歩踏み出せたことはポジティブに捉えたい。得点やチャンスメークは課題がまだまだあるので引き続きトライしないといけない。
◆カウンター 好機何本も◆
【愛媛FC・田中】(守備で無失点に貢献)「前半は自信を持ってやれた。守備からカウンターで何本もチャンスはあった。決めていれば試合も決まっていたはず。後半攻め込まれても失点0で抑えられたのはよかった」
◆前線 奮起するしかない◆
【愛媛FC・藤本】(無得点の結果に)「自分たちが決めきれなかったゲーム。点を取り切れたら勝てることは間違いないが、チームとして崩れて失点することなく我慢してやれている。前線の選手が奮起するしかない」