with 愛媛FC
「もっと」 小暮大器
2018年8月31日(金)(愛媛新聞)

攻守でチームに貢献する小暮大器

攻守でチームに貢献する小暮大器
勝った試合の後に話を聞くと、いつも「最高っすね」とシンプルな感想が返ってくるのがMF小暮大器だ。「自分の活躍より、チームが勝てればいい」。1―1で終わった前節の山形戦。追加点のチャンスがあっただけに、勝利につなげられなかった悔しさも人一倍だっただろう。
スピードや相手に走り負けないタフさが武器で、小池とともにワイドが主戦場。これまではDFラインまで下がって守備に追われる時間が長かったが、チームが主導権を握った前節はサイドから中へ切り込み、アシストにシュートに奔走した。
川井監督は「攻守でタフにやってくれていて貢献度が高い」と評価するが、小暮が口にするのは「もっと」の言葉。「2点目が入っていればもっと楽な試合になった。もっとフィニッシュにいくまでの回数を増やして、質も上げたい。チャレンジするだけですね」
献身的な24歳が得点に絡んで勝利したとき、どんな言葉が聞けるだろうか。