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愛媛豪雨災害

復活へ ジュース販売再び 宇和島・吉田の旭醤油醸造場

2018年8月10日(金)(愛媛新聞)

ブラッドオレンジジュースを箱詰めする中川賢治さん=9日午前、宇和島市吉田町東小路

ブラッドオレンジジュースを箱詰めする中川賢治さん=9日午前、宇和島市吉田町東小路

【高所に保管1000本無事 「少しでも収入」 前へ】

 西日本豪雨で床上浸水などの被害を受けた宇和島市吉田町東小路のしょうゆ製造・販売「旭醤油(しょうゆ)醸造場」がこのほど、ブラッドオレンジジュースの出荷販売を再開した。4代目の中川賢治さん(44)は「できることに一つずつ取り組みたい」と復活に向け歩みを進めている。

 

 同社は1882年創業で、84年建築の木造平屋のしょうゆ醸造施設は国登録有形文化財。代々受け継いできた主力のしょうゆ商品以外に、2015年の全国ふりかけグランプリソフト部門で3位に入賞した「ふりかけポン酢」や西条市産のパクチーを使ったしょうゆ、地元特産のブラッドオレンジのポン酢や塩などユニークな品々も取り扱っている。今春からはブラッドオレンジのストレートジュースの販売も始めていた。

 7月7日の豪雨で施設内に大量の泥水が流入。腰の高さまで水が押し寄せ、ディスプレー用の約200キロのたるが倒れるなど「見たことない光景が広がっていた」(中川さん)という。大半の商品が水に漬かり、冷凍冷蔵設備も使えなくなったほか、ブラッドオレンジの園地15アールも土砂崩れの被害に遭った。

 

 そんな中、ジュース約千本は高所に保管していて難を逃れた。中川さんは8月初めから妻の美保さん(44)と販売に向け準備。県や県観光物産協会などと連携し、関東方面の顧客や料理店を中心に出荷を始めている。美保さんは「周りからは『奇跡のジュース』と言われた」とほほ笑む。

 9日は百貨店などに送るジュースを箱詰め。中川さんは「少しでも収入が得られて良かった。今後の復旧への弾みになれば」と1本ずつ丁寧に梱包(こんぽう)していた。

 本業であるしょうゆ造り再開には、施設の消毒や新たな機器の購入など道のりは長いが「災害が起きてから多くの仲間に助けてもらっている。商品を楽しみにしているお客さまのためにも、こつこつとやっていくしかない」と語る。

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