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宇和島・吉田の旧立間村文書

浸水史料愛媛大で冷凍、腐敗防止し1年かけ修復

2018年8月7日(火)(愛媛新聞)

旧立間村文書が入った段ボールをマイナス25度の冷凍庫に搬入する関係者=6日午後、松山市文京町の愛媛大

旧立間村文書が入った段ボールをマイナス25度の冷凍庫に搬入する関係者=6日午後、松山市文京町の愛媛大

 被災した歴史資料の救出・修復に取り組む「愛媛資料ネット」と愛媛大学は6日、西日本豪雨で水に漬かった宇和島市吉田町の「旧立間村文書」の腐敗を防ぐため、愛媛大沿岸環境科学研究センター(松山市文京町)の大型冷凍庫に、段ボール約100箱分の同文書を搬入した。冷凍庫は魚介類など生物試料を保存する施設で、古文書を保管するのは異例。

 文書は文化財の指定はされていないが、江戸―昭和期の行政文書で地域史を物語る貴重な史料。保管していた立間公民館倉庫が浸水し泥まみれになった。

 資料ネットによると、水に漬かった文書は、1ページごとに消毒や乾燥を施し修復するが、夏場は腐敗の恐れがあり、すべて冷凍しておく必要がある。今後約1年かけて、文書を冷凍庫から少しずつ取り出し、修復や目録作成を進める。

 これまで緊急避難として南予の事業者の冷凍庫に保管していたが、今回、愛媛大の協力でセンターでの保管が決まった。同大は災害対応のため文系理系の垣根を越えた連携を図っており、保管はその一環という。

 6日は、同ネット会員や大学生ら約40人が参加し、愛媛大に到着した文書を別の段ボールに詰め替え、マイナス25度の冷凍庫に搬入した。

 資料ネット代表の寺内浩同大法文学部教授は「大学を挙げた支援はありがたい」と語り、参加者の法文学部4年、峯松拳大さん(21)は「いろんな人の地道な作業で歴史が後世に伝わることを実感した」と話した。

 

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