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ニューカレドニアと美しいサンゴ礁の水族館から

<1>ダイオウグソクムシ 謎多き「海の掃除屋」

2018年7月29日(日)(愛媛新聞)

ダイオウグソクムシ

ダイオウグソクムシ

 「天国にいちばん近い島」と呼ばれる世界屈指の人気リゾート地、ニューカレドニア周辺の海からさまざまな生物を集めた「ニューカレドニアと美しいサンゴ礁の水族館」(愛媛新聞社など主催)が8月1~21日、松山市湊町5丁目のいよてつ高島屋7階催会場で開かれる。約100種500匹以上の生物がそろい、愛らしいコツメカワウソも特別展示。監修者で世界の海洋生物の生態に詳しい和歌山県すさみ町立「エビとカニの水族館」の平井厚志館長代理(35)が見どころを紹介する。

 メキシコ湾やカリブ海など大西洋西部の水深200~千メートルに生息し、成長すると50センチを超えることもある世界最大のダンゴムシの仲間だ。硬い殻とその姿形が甲冑(かっちゅう=具足)に見えることからこの名前がつけられた。

 海底に沈んだ生物の死骸などを好んで食べることから「海の掃除屋」と呼ばれることもある。刺激を受けると体を折り曲げることがあるが、ダンゴムシのように完全に丸くなることはできない。

 水族館では水圧をかけない水槽でも水温を10度以下に保ち、光のない暗い環境であれば比較的簡単に飼育できることが分かっている。イカや魚などを好んで食べることが確認されており、5年間全く餌を食べずに生きた記録もある。これは深海という餌の乏しい環境に適応するために、ある程度絶食期間があっても生きていけるように進化したものと考えられている。

 水槽内では一日中ほとんど動かないが、近年、腹部後方にあるえらの機能を備えたうちわのような腹肢を使って、水底近くを滑るように泳ぐ様子が深海で撮影されている。しかし深海に生息するため観察が難しく、繁殖などの生態や寿命などについてはほとんどわかっていない。

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