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秋以降の大会に照準

総合格闘技団体「DEEP」ストロー級王者・越智選手(西条出身) 練習励む

2018年7月30日(月)(愛媛新聞)

DEEPストロー級王者のチャンピオンベルトを手にファイティングポーズを取る越智晴雄選手=24日午前、東京・新橋

DEEPストロー級王者のチャンピオンベルトを手にファイティングポーズを取る越智晴雄選手=24日午前、東京・新橋

 総合格闘技団体「DEEP(ディープ)」のストロー級(52.2キロ以下)王座を愛媛県人が守っている。西条市出身の越智晴雄選手(34)=パラエストラ愛媛所属。2017年9月、念願の王者に就き、今年4月には初防衛にも成功した。160センチと小柄ながら、強いパンチ力を武器に、さらなる防衛戦の勝利や、より注目度の高い舞台での戦いに意欲を燃やしている。

 

 西条西中学校から進んだ西条高校で3年の夏に野球部を引退後、地元道場で極真空手を習い始めた。松山大3年時にボクシング部へ入部。さらに4年の春、総合格闘技クラブのパラエストラ愛媛に加わった。

 

 04年、初めて総合格闘技団体「修斗」のアマチュア試合に出るも敗北し、以降3連敗。タックルを切る打撃主体の戦い方が通用せず「あまり向いていないかもしれない」と自信を失いかけたが、対戦を重ね勝ち方が分かってきた。07年9月の大会「全日本アマチュア修斗」で3位となり、プロライセンスを獲得した。

 

 11年9月、後に修斗と総合格闘技団体「パンクラス」で2冠を獲得する神酒龍一選手に修斗の試合で勝ち、14年6月にはDEEPで2階級制覇した今成正和選手を倒した。適正体重を考えて2階級下のストロー級に落としたことで力負けしなくなり、地力を発揮できるようになった。

 

 16年6月、DEEP初代ストロー級王者を決める大会に臨んだが、優勝したカンサトー選手に初戦で判定負け。「ボコボコにされた」(越智選手)悔しさを胸に17年春、米シカゴで3週間のレスリング修行に挑み、徹底的な反復練習で組み技を身に付けた。その後3連勝し、王者への挑戦権を得て、17年9月にカンサトー選手と再戦した。

 

 デビュー以来、欠かさず応援してきた道場の指導者らが見守る中、越智選手は得意のギロチンチョーク(前方首固め)で雪辱を果たし、33歳で念願の第2代ストロー級王者に就いた。「みんなすごく喜んでくれて、めちゃくちゃうれしくて。ずっと応援してくれた人たちの期待に応えられた」

 

 初防衛戦で右手親指を骨折し、当面試合の予定はないが、東京・押上のジムで指導しながら、秋以降の大会に照準を合わせて練習に励む。相手を倒した後で上からパンチを打ち込む技術やギロチンチョークに持ち込む展開を課題に挙げる。

 

 元旦に妻由貴さん(31)と結婚し、食事などのサポートが充実した。背負うものが増え、重圧はあるが「勝つと次の目標が出てくる。そこに向かってやっていくだけ」。対戦相手には絶対に負けないと自負する強い気持ちで、リングに立ち続ける。

 

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