全国高校野球・愛媛大会 第13日準決勝
【今治西 1-8 済美】猛打 済美逆転勝ち、今治西 序盤に流れ失う
2018年7月27日(金)(愛媛新聞)
<坊っちゃんスタジアム 準決勝(12時38分)>
【評】序盤で逆転した済美が押し切った。0―1の初回、1死一、二塁で池内が左前適時打を放ち、すぐさま同点とした。続く二回には山田の2点本塁打や中井の適時三塁打などで一挙4点を奪った。先発の山口直は二回以降を無失点に抑え、6奪三振で投げきった。
今治西は初回、星加の中前適時打で先制したが、その後は三塁を踏むことができなかった。村上、沢田の継投で粘ったが、七回のピンチをしのぎきれなかった。
◆手応えばっちり◆
【済美・山田左翼手】(1年生。二回に2点本塁打)「つなぐことを意識した結果がホームランに結び付いた。手応えはばっちり。ただこれで満足してはいけない。決勝も同じ意識で打席に立ち、自分のスイングをする」
◆いいとこに飛んだ◆
【今治西・楠橋二塁手】(3年生。二回にヒットで出塁)「投手に一球でも多く投げさせるつもりで打席に立った。打球がいいところに飛んでくれた。これまでチームを救ってくれた2年生には来年必ず甲子園に行ってほしい」
◆低い打球を意識◆
【今治西・大塚中堅手】(初回にヒットで出塁。先制のホームイン)「これまで打ち上げてしまうことが多かったので低い打球を意識した。先制点を取れたことはうれしかったが、それ以降得点できなかったことが残念」
◆自分でも驚いた◆
【済美・中井遊撃手】(長打2本を含む3安打2打点)「準決勝という壁を越えることができてほっとした。自分でもこんなに打てるとは思わず驚いている。決勝でもチームのために、ここ一番でヒットを打ちたい」