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愛媛豪雨災害

県内観光、風評打撃 1万人が宿泊キャンセル

2018年7月26日(木)(愛媛新聞)

松山城ロープウエー東雲口駅舎から出てくる観光客。県内では豪雨災害の風評被害や猛暑の影響で観光業の落ち込みが懸念される=25日午後、松山市大街道3丁目

松山城ロープウエー東雲口駅舎から出てくる観光客。県内では豪雨災害の風評被害や猛暑の影響で観光業の落ち込みが懸念される=25日午後、松山市大街道3丁目

 豪雨災害の影響で、県内の観光業では宿泊キャンセルや風評被害などが広がっている。県の調査では、県内25のホテル・旅館で20日までに約1万人のキャンセルがあった。10月までの予約は前年に比べ3割減の見込みで、松山市の道後地区は4~7割減。猛暑も重なり、関係者は落ち込みが長引くと懸念している。

 

 「一番のかき入れ時なのにキャンセルが1割ほどあり、新たな予約が発生しない」。道後温泉旅館協同組合の新山富左衛門理事長は肩を落とす。「被害が広島、岡山を含めた瀬戸内圏と広いこともあり旅行の自粛ムードが大きい」と分析。「(10月より)もっと影響は長引く」とみる。

 

 集客に向け大手旅行会社へのアプローチが必要とする一方、「被災地が復旧していないのに『道後は元気』とは言えない」とジレンマも。県災害対策本部が解散する段階になれば、観光誘客の「起爆剤」が必要とし、熊本地震後の「九州ふっこう割」のような行政による助成を要望する。

 松山市によると、松山城の天守は6~16日の入場者数が前年同期の約2割減だった。

 

 被害が大きかった大洲市に隣接する内子町では日本人観光客が激減。町ビジターセンターによると、JRの運転再開後も客足は戻っていない。「木蝋資料館上芳我邸」の観光客数は6月に比べ約5割減で推移。ホームページなどで主要観光施設は「通常通り開館」と掲載しているが、「他の地域が甚大な被害を受けている中で積極的な情報発信が難しい面もある」。

 

 今治市島しょ部の道の駅では特に広島、岡山からの観光客が多い大三島の「多々羅しまなみ公園」が苦戦。イベントの中止も相次いでいる。市レンタサイクル施設・サンライズ糸山の1~23日の利用人数は前年同期の半分ほど。自転車道の通行止めなどは解消されたが、現在も島内各所で土石流の影響などが残り、注意喚起をしている。川原賢二支配人は豪雨に続く猛暑に「天候を見守るしかない」とする。

 県は豪雨の観光への影響について「秋の行楽シーズン、場合によっては冬まで尾を引く」と懸念する。国に対し岡山、広島両県とともに27日、誘客や風評被害防止に向け、観光プロモーションへの財政支援を求める予定。

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