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愛媛新聞ONLINE

2018
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愛・スポーツ(インタビュー)②

愛媛県アスレティックトレーナー協議会会長 島﨑 勝行さん(53)

2018年7月25日(水)(愛媛新聞ONLINE)

 

 けがをした。試合に出られない。早く復帰したい。多くのスポーツ選手が経験する悩み。「中途半端に競技に戻ると再発してしまう。焦りは禁物」と島﨑勝行さんがくぎを刺す。「患部とは関係ないと思える部位に異常が出ることがある。本人が気づかないうちに、姿勢や体幹のバランスが崩れる。体全体のバランスを考えたリハビリとトレーニングが必要」と訴える。

 高校時代、けがでラグビーをあきめたことが原点にある。理学療法士の資格を取り、スポーツリハビリの道へ。愛媛初の日本体育協会(現・日本スポーツ協会)公認アスレティックトレーナーとなり、県協議会会長を務める。「けがをしない体づくりをし、再発しない安心感を持たせて復帰させることが私の役割」と語る。

 ラグビー、テニス、ボート、スノーボードなど各種競技で選手の体のメンテナンスを手掛けてきた。「選手も指導者も、どうしてもうまくなることだけに力を注いでしまう。競技の練習の方が楽しいから」と苦笑する。

 スポーツの現場に求めたい第1は、けがをしない体づくり。食事、睡眠、メンタルケア、そして練習後のダウン。「体に疲労を残さないために、ストレッチするなどリカバリーが必要。それらすべてがトレーニングであり、けがの予防につながる」と指摘する。

 第2は正しい応急処置。練習、試合時には常に応急措置ができるものを用意し、正しい措置方法の知識を身につけておくこと。

 

 そして、ジュニア世代を指導する人には特に「成長期や男女差を理解して正しいトレーニング方法を知り、実践するべきだ」と語る。例えば、小学5~中学1年の女子は、脂肪が減るような激しく、無理なスポーツをすると、骨への影響が生じ、将来、骨粗しょう症などの悪影響が出る可能性があるという。島﨑さんは「スポーツで健康を失うのは違う」ときっぱり。

 現場の指導者に求める期待は大きい。愛媛県が実施する「えひめ愛顔(えがお)のジュニアアスリート発掘事業」に参画し、世界に羽ばたく選手の育成に力を注いでいる。同時に、同事業が愛媛スポーツ界の指導者養成を目的に掲げていることに「大きな意義がある」と目を輝かせる。

 島﨑さんが抱き続けるテーマは「スポーツを通じた健康づくり」。「これまで学んできた知識や経験を生かしながら、元気なお年寄りを増やしていくことが私の夢」。全世代を視野に入れた、壮大な取り組みだ。

 

 【島﨑勝行(しまさき・かつゆき)さん】日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナーとして、各種競技で選手をサポート。2008年にスノーボードの青野令選手の専属トレーナーとなり、世界選手権など数多くの海外大会に帯同。10、14年の冬季五輪スノーボードナショナルチームのトレーナーも務めた。メディカルフィットネス「ASRE」代表取締役社長

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