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高校野球愛媛大会

被災地応援、球児の力 南予の3校が初戦突破

2018年7月14日(土)(愛媛新聞)

スタンドからナインに声援を送る野村高の生徒=13日午前、松山市の坊っちゃんスタジアム

スタンドからナインに声援を送る野村高の生徒=13日午前、松山市の坊っちゃんスタジアム

 被災地からスタンドに応援の力が結集した。第100回全国高校野球選手権愛媛大会第2日の13日、豪雨で甚大な被害を受けた地域から大洲、野村、吉田の3校が登場。地域住民や生徒らは復旧作業の合間を縫い、球児を力づけようと駆け付けた。

 大洲高が試合に出場した宇和島市の丸山公園野球場。野球部後援会のメンバーは開始1時間前に球場入りした。例年は40人前後が応援に来ているが、この日は自宅の浸水を免れた8人だけ。大洲市田口の無職大原正幸さん(71)は「いつもの5倍の声で、来られなかった人の分も応援したい」と気合を入れた。

 保護者会の約35人は、新調したという紫色のシャツを着て三塁側スタンドで応援。得点のたびに手にしたメガホンをたたき、抱き合って喜んだ。大洲市で建設会社を経営する保護者会の渡辺裕文会長(49)は「選手たちの頑張りは、被災した地域に勇気をくれる」。初戦突破に笑顔を見せながら「戻ってごみや土砂の撤去をしないと」と余韻に浸る間もなく帰途に就いた。

 松山市の坊っちゃんスタジアムでは、野村高と吉田高が初戦に臨み、地元の鼓舞を受けて両校とも大量得点で勝ち進んだ。

 野村高は全校生徒約230人がバス5台で会場に入った。応援練習を詰め切れないまま本番を迎えたが、初回10得点に応援席は熱く盛り上がった。

 同校の卒業アルバムを毎年撮影している西予市野村町野村の写真館経営大塚晶司さん(58)は店舗兼住宅の1階が浸水したが、唯一残ったフィルムカメラを手に観戦。「いい試合に心が洗われる。片付けで忙しいけど来てよかった」

 試合後、敗れた新居浜西高の応援団長から「まちの復興も頑張ってください」と千羽鶴を贈られた。受け取った野村高の応援団長の3年土居純大さん(18)は「千羽鶴は力になる。これからもみんなで復興に向けて頑張る」と語った。

 吉田高は紫色のキャップをかぶった有志約170人と保護者らがエール。「応援の声が(宇和島市の)吉田町まで届くように」と声をからした応援団長の3年谷口悦輝さん(17)は「野球部のみんなには次の試合も勝ち進んでほしい」と日焼けした顔をほころばせた。

 

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