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完全燃焼 みんなの夏

<川之石>集中力培うボランティア 地域の支えに恩返し

2018年7月13日(金)(愛媛新聞)

試合2日前にも豪雨の被害に遭った地域でボランティア清掃をする川之石ナイン=10日

試合2日前にも豪雨の被害に遭った地域でボランティア清掃をする川之石ナイン=10日

 「野球をしている場合じゃない」。川之石ナインは、愛媛の100回目の夏開幕を飾るはずだった10日、学校近くの喜木川にいた。

 県内に甚大な被害をもたらし、開幕延期の要因になった豪雨災害で、八幡浜市でも道路や住宅が水に漬かる被害を目の当たりにした。年間を通して地域行事の手伝いや福祉施設訪問、ミカン収穫などのボランティアを続けており、ナインの気持ちは一つだった。初戦への調整には目もくれず、スコップを手に川の脇の道路や側溝から土砂を除去した。

 三塁手の菊池彰人は「地域の支えで野球ができる。困った人がいたら動くのは当然」、浜本直孝主将は「最後の夏より人のために汗をかく方が大事」ときっぱり。松本富繁監督は選手の自主的な行動に「目の前のことを一生懸命やるのは野球でも一緒」と説いた。

 迎えた12日の開幕戦。ボランティアで培った精神は間違いなく生きた。初回に集中打で8得点。ボールに食らいつき内野安打を放った8番打者宮本響介は「自分にできることを精いっぱいやった結果」。全員が得点への集中力をみせた。

 被害が大きかった南予地方にもうれしい一勝。スタンドから「おめでとう」と「ありがとう」の言葉が掛けられた。宮本は「野球部としてまたボランティアができる。少しでも地元の助けや励みになりたい」と笑顔を見せた。

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