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愛媛豪雨災害

大洲・鵜飼い再開時期見通せず 

2018年7月13日(金)(愛媛新聞)

鵜飼いが再開する日を待ち、ウの小屋を掃除する男性。背後の水道からは水が出ない=11日午後、大洲市柚木

鵜飼いが再開する日を待ち、ウの小屋を掃除する男性。背後の水道からは水が出ない=11日午後、大洲市柚木

肱川に係留されている鵜飼いの屋形船。水はまだ濁ったままだ=11日午後、大洲市大洲

肱川に係留されている鵜飼いの屋形船。水はまだ濁ったままだ=11日午後、大洲市大洲

鵜飼いが再開する日を待ち、ウの小屋を掃除する男性。背後の水道からは水が出ない=11日午後、大洲市柚木

鵜飼いが再開する日を待ち、ウの小屋を掃除する男性。背後の水道からは水が出ない=11日午後、大洲市柚木

肱川に係留されている鵜飼いの屋形船。水はまだ濁ったままだ=11日午後、大洲市大洲

肱川に係留されている鵜飼いの屋形船。水はまだ濁ったままだ=11日午後、大洲市大洲

 夏の風物詩として親しまれている愛媛県大洲市の鵜(う)飼いは、豪雨の影響で再開時期が見通せなくなっている。関係者がウの世話などを続けているが、水道が止まって水が不足し、衛生状態の維持などが難航。船を出すには川に流れ込んできたごみの調査なども必要といい、7月中の予約は全てキャンセルになった。

 

 予約を請け負う「おおず街なか再生館」によると、豪雨の後、7月分の乗合船の予約を約150人分キャンセルした。現在も連日問い合わせが相次いでおり、専務の男性(63)は「どの会社や店舗も少しでも収入が欲しい状況だが、関係業者の中には深刻な打撃を受けているところがある。大洲の鵜飼いは訪れた人の約3分の1が市内に宿泊してくれる。市の経済的にも大きな痛手になる」と厳しい表情を見せる。

 

 市観光協会によると、鵜飼いの屋形船を運航する市内5店舗のうち2店舗で浸水などの被害があった。屋形船は、川が増水する中で関係者がぎりぎりまで係留作業に取り組んだこともあり、全26隻とも流されずに済んだが、一部は川岸に乗り上げたという。

 川の濁りが落ち着いてから安全確認に乗り出すが、水中のごみの有無や、川底が浅くなっている場所がないかなどを調べる必要があり、再開には多くのハードルがある。事務局長(67)は「相当なごみが流れてきている。個人的な希望としては8月には再開したいが、全ての状況が整うのがいつになるかは、まだ分からない」と苦境を説明する。

 

 肱川沿いにある同市柚木の「うかいレストプラザ」では、同協会の鵜匠(うしょう)が懸命にウの世話を続けている。鵜匠のAさん(52)によると、ウの小屋は高さ1.7メートルほどまで浸水したものの、全20羽が生存した。しかし施設の水道が止まっており、衛生管理に支障をきたしているという。

 

 11日午後、同プラザでは鵜匠のBさん(25)が小屋を掃除していた。トラックの荷台のタンクから、発電機で動かすポンプを使って水をまく。地元企業などが提供してくれた水500リットルほどは、10分足らずでなくなった。一日に数回清掃してもプールの水を入れ替えることはできず、床にはふんが残ったままだ。「いつ病気になってもおかしくない」と山中さんは声を落とす。

 ウは全羽に名前が付けられ、雰囲気やしぐさで見分けられるほど、鵜匠にとって親しみ深い仕事仲間だという。「水害でかなりストレスがあり、餌もあまり食べない。何とか生かしてやりたい」。Bさんは必死に生き延びようとしている相棒たちと、再び川に繰り出す日を切望している。

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