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聖地を沸かせた名選手 えひめ高校野球 全国春90回・夏100回大会

<8>安楽智大 済美2013年春準優勝 球速と球数 注目集める

2018年7月12日(木)(愛媛新聞)

選抜大会2回戦で力投する済美・安楽=2013年3月26日、甲子園

選抜大会2回戦で力投する済美・安楽=2013年3月26日、甲子園

高校野球や恩師上甲正典の思い出を振り返る楽天・安楽智大=仙台市

高校野球や恩師上甲正典の思い出を振り返る楽天・安楽智大=仙台市

選抜大会2回戦で力投する済美・安楽=2013年3月26日、甲子園

選抜大会2回戦で力投する済美・安楽=2013年3月26日、甲子園

高校野球や恩師上甲正典の思い出を振り返る楽天・安楽智大=仙台市

高校野球や恩師上甲正典の思い出を振り返る楽天・安楽智大=仙台市

 2014年にドラフト1位指名を受け、プロ野球楽天に入団した安楽智大(21)。恩師・上甲正典の指導の下、済美で野球に打ち込んだ3年間を「本当にいいこともあれば、悔しい思いもした」と振り返る。

 安楽が本格派右腕として高校野球界を席巻したのは13年。春の選抜大会で広陵(広島)や県岐阜商の強豪を次々と破り、準優勝に導いた。同年夏の愛媛大会で自己最速の157キロを計測すると、全国選手権大会では初戦の三重戦で甲子園最速記録タイの155キロをマーク。3回戦で花巻東(岩手)に敗れたものの、安楽の豪腕ぶりに全国から注目が集まった。

 球速以上に話題をさらったのは、選抜大会の9日間で投げた772球。これが「投球過多」として日米球界を巻き込んだ論争に発展した。しかし、本人は「はっきり言って騒ぎ過ぎ。球数が自分だけ多いわけではない」と、今も冷静に受け止める。「松坂(大輔)さんとも『球数は実際関係ない』という話をした。別に問題はない」との見解をあらためて示した。

 「全国制覇」「160キロ」「ドラフト1位指名」を掲げ、上甲と二人三脚で歩んだ高校3年間。当初は県外の強豪校への進学を希望していた。しかし、愛媛勢の甲子園初戦敗退が続く状況を見た安楽は「愛媛で育ててもらったから、愛媛から甲子園に行きたい」と思うようになったという。「高卒ドラフト1位という小さい頃からの夢もあったので、甲子園でも勝つことができて、ドラフト1位で行けるのはこの人(上甲)の場所しかない」と済美を選んだ理由を明かした。

 期待の大型ルーキーとして鳴り物入りで入学したが、練習だけでなく礼儀作法から厳しく指導された。上甲にグラウンドで褒めてもらったことはなかったが、ある時「お前をつぶしてまで甲子園に行きたくない」と気遣う声を掛けられた。「その言葉にすごく救われた」と、忘れられない思い出となっている。

 プロ4年目を迎えた安楽。今季は肩の負傷で出遅れたが、1軍昇格に向けて練習に励んでいる。「このまま駄目になったら、世間の人は『(高校時代に)投げ過ぎた』とか『監督が投げさせ過ぎたからだ』と言うと思う。でも、ここからはい上がって活躍すれば誰も何も言わないはず。活躍すれば上甲監督も喜んでくれる」と亡き恩師を思いやった。

 安楽のグラブには、上甲の座右の銘「夢叶(かな)うまで挑戦」が刺しゅうされている。「プロ野球で20年やることや最多勝を取るのも夢の一つ。それらがかなうまで走り続けたい」

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