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愛媛豪雨災害

県内唯一の食肉加工場、操業停止 酒蔵も浸水

2018年7月12日(木)(愛媛新聞)

浸水し操業を停止しているJAえひめアイパックス=11日午後、大洲市春賀

浸水し操業を停止しているJAえひめアイパックス=11日午後、大洲市春賀

豪雨災害で浸水し、タンクが倒れるなど被害を受けた緒方酒造の酒蔵(県酒造組合提供)

豪雨災害で浸水し、タンクが倒れるなど被害を受けた緒方酒造の酒蔵(県酒造組合提供)

浸水し操業を停止しているJAえひめアイパックス=11日午後、大洲市春賀

浸水し操業を停止しているJAえひめアイパックス=11日午後、大洲市春賀

豪雨災害で浸水し、タンクが倒れるなど被害を受けた緒方酒造の酒蔵(県酒造組合提供)

豪雨災害で浸水し、タンクが倒れるなど被害を受けた緒方酒造の酒蔵(県酒造組合提供)

 豪雨災害で、愛媛県内唯一の牛豚の食肉処理施設「JAえひめアイパックス」(大洲市春賀)は浄化槽や冷凍機が浸水し、操業を停止している。再開時期は未定で、12日から大阪などの県外施設で処理をすることになった。

 「1980年に工場が稼働して以来、浸水したことはなかった」。11日、復旧作業に当たっていた中川達也常務は困惑した表情で話した。施設は高さ約1・6メートルまで浸水した。加工機械の被害は比較的少ないというが、浄化槽のモーターや冷凍機のコンプレッサーが水没した。

 同社は年間、牛約3千頭、豚約19万頭を処理加工。牛肉は県内、豚肉は県内と関西に出荷している。生産者が牛豚を出荷できる施設は県内でほかになく、親会社のJA全農えひめ(松山市)の担当者は「このままでは生産者が新たに家畜を飼育する場所が確保できず、餌代も増える」と説明。12日から大阪や中四国・九州の施設で処理してもらえるよう手配したという。

 アイパックスの冷蔵庫に保管していた牛23頭と豚約1200頭の枝肉は「廃棄処分せざるを得ない」(中川常務)。「伊予牛絹の味」「ふれ愛・媛ポーク」といった県産ブランド畜産物の出荷もできない状況が続いている。

 中川常務は「復旧時期は分からないが一刻も早く再開し、生産者や販売先に迷惑を掛けないようにしたい」と語った。

 

【酒蔵浸水 タンク流出も】

 県内の酒造会社でも酒蔵の浸水などの被害が出ている。県酒造組合(41社)によると、養老酒造(大洲市肱川町山鳥坂)と緒方酒造(西予市野村町野村)の被害が大きく、「現時点で復旧のめどは立っていない」としている。

 組合によると、養老酒造は酒蔵が浸水。断水が続き、東中予の蔵元の数人が10日から片付けなどを手伝っている。緒方酒造では二つある蔵の一つは屋根まで、もう一つは1・6メートルほど水につかった。タンクも流出したという。

 松山市の酒造会社でも雨で屋根が抜けて原酒のタンクに水が入り、1300リットル以上を失った。西予市で倉庫の床上浸水1社、蔵の床下浸水が1社あったほか、6市町の8社で雨漏りや壁が崩れるなどした。

 県酒造組合の越智浩理事長は「一日も早く土砂やがれきを撤去するため、県内蔵元が復旧作業を手伝っている。しっかりサポートしていきたい」と話した。

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