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愛媛豪雨災害

野村・鹿野川ダム 適切操作を強調

2018年7月12日(木)(愛媛新聞)

鹿野川、野村両ダムの洪水調節について説明する国土交通省の担当者=11日午後、大洲市中村

鹿野川、野村両ダムの洪水調節について説明する国土交通省の担当者=11日午後、大洲市中村

 

鹿野川、野村両ダムの洪水調節について説明する国土交通省の担当者=11日午後、大洲市中村

鹿野川、野村両ダムの洪水調節について説明する国土交通省の担当者=11日午後、大洲市中村

 

【国交省整備局「雨量想像超えた」】

 一連の豪雨による肱川水系の氾濫で、国土交通省四国地方整備局が11日、愛媛県大洲市中村の同省大洲河川国道事務所で会見し、野村ダム(西予市)の48時間の流域平均雨量が計画の約1・2倍の419ミリに達するなど、想像を超えたことを明らかにした。鹿野川ダム(大洲市)も同約1・1倍の380ミリだったが、ともにダム操作は適切との認識を強調した。最大時間雨量は野村53ミリ、鹿野川47ミリだった。

 洪水に備え野村では4日から、鹿野川では3日から事前放流したと説明。両ダムで実施した異常洪水時防災操作について両市との連絡体制を取っていたとした。住民への周知では、「意識を高めることも行政の役割と考えている」と、啓発活動にも力を入れる考えを示した。

 同局の説明では、野村ダムの安全とされる放流量は毎秒300トン。7日午前5時50分に同400トン放流し、6時20分、防災操作を開始。最大放流量は7時50分に1797トンに達し、安全とされる基準の約6倍。

 安全放流量毎秒600トンの鹿野川ダムでは6時33分850トン放流し、7時35分に防災操作を開始。最大放流量は、基準の6倍超の3742トンだった。

 雨量については「想像を超えたのは直前」との見解。鹿野川ダムでは7日午前8時42分、最大流入量(毎秒約3800トン)が管理開始以降最大を記録したが、予測は「午前5時10分ごろ2千トン、同5時20分ごろ2900トン」だったとし、約3時間半前の時点で2倍近いずれがあったことを明かした。

 西予市へ野村ダム管理所が連絡する防災操作の開始予測時刻で、7日午前2時半には「午前6時50分」と伝えたが、「午前6時20分」と前倒ししたことも明かした。

 同局河川部の長尾純二河川調査官は会見冒頭、両ダムの放流に関し、「大量放流が被害原因だとか、防災操作は効果がないといったような報道が見受けられる」と指摘。「ダムは洪水調節機能を発揮し、避難活動にも貢献している」と述べた。避難に関し「避難指示・勧告が発令されても、全ての人が完全に避難する行動をとってはいないのが全国各地の現状」とした。

 

 異常洪水時防災操作 県や市など関係機関と合意した操作規則に基づき、ダムに入る水量と同量の水を放流する操作。ダムの洪水調節能力の限界を超えたことを意味する。「ただし書き操作」とも呼ばれる。

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