読者が選ぶ夏の「名勝負」 えひめ高校野球 全国春90回・夏100回大会
1975年 3回戦 宇和島東10―6新田 島川茂樹(58)=宇和島市
2018年7月8日(日)(愛媛新聞)
宇和島東高校1年の夏、スタンドで先輩たちの応援をしていた。試合は接戦となり、終盤で一打逆転のピンチ。相手の5番バッターは引っ張るというデータは入っていた。そこでベンチはなんと右翼手を三遊間の真ん中に守らせた。もちろんライトはガラ空きである。結果は投ゴロでピンチ脱出。そのまま宇和島東が勝利した。次の試合で新居浜商に敗れはしたが、この恐らくもう見ることのない奇想天外な作戦を成功させた先輩たちは立派だったと思う。