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読者が選ぶ夏の「名勝負」 えひめ高校野球 全国春90回・夏100回大会

1977年 2回戦 東温15―0津島 元審判員 河上司さん(82)=今治市

2018年7月8日(日)(愛媛新聞)

審判員を務めた当時の写真を大事に保存している河上司さん

審判員を務めた当時の写真を大事に保存している河上司さん

1回、東温・森の中前打で二走・福岡が生還し3点目を挙げる=1977年7月22日、今治球場

1回、東温・森の中前打で二走・福岡が生還し3点目を挙げる=1977年7月22日、今治球場

審判員を務めた当時の写真を大事に保存している河上司さん

審判員を務めた当時の写真を大事に保存している河上司さん

1回、東温・森の中前打で二走・福岡が生還し3点目を挙げる=1977年7月22日、今治球場

1回、東温・森の中前打で二走・福岡が生還し3点目を挙げる=1977年7月22日、今治球場

【大敗でも「また来ます」】

 第56回大会から17年間にわたって愛媛大会の審判を務めた河上司さん(82)=今治市新谷。裁いた試合は700試合を超え、数々の名勝負を目にしてきた中で「まぶたに焼き付いている試合」として1977年の2回戦、津島―東温を挙げる。

 津島は公式戦初試合だった。球審を務める河上さんに試合前、当時の審判部副部長からこんな話があったという。「初出場じゃけん、自信を失わせたらいかん。判定は極力甘く、おだてるように審判してやれよ。育てる気持ちでやってくれ」

 河上さんは、ストライクゾーンを公平にやや広めに取ったものの、ルール通り心を鬼にして判定を下したという。

 結果は0―15で五回コールド負け。津島にとってほろ苦いデビュー戦となったが、当時の佐々木寅義校長は「勝ち負けは問題じゃない。滑り込んで口に入った土の苦さが、流れる汗の感触が、君たちを育ててくれる」とたたえたという。

 河上さんはその言葉と、試合後「また来年来ます」と元気な声を残して球場を去っていった津島ナインの後ろ姿が忘れられない。「100年を迎える高校野球を支えてきた、下積みのチームや大勢の球児がいたことを忘れないでほしい」

 

【初陣 最後まで全力疾走】

 初陣・津島が初々しいプレーで健闘したが、初戦の壁は厚かった。

 東温は初回、3四死球で1死満塁のチャンスをつかみ、押し出しで先取点を挙げたあと、森、曽我の適時打で加点。さらに四球で満塁とし、この回2度目の打席に立った谷が左越えに満塁ランニング本塁打を放ちこの回一挙8点。2、3回にも福岡、金指の三塁打などで着々と加点。守っても森が3安打に抑えて完封勝ち、3回戦ヘコマを進めた。

 津島は練習試合を含めてこの日が4試合目。しかも公式戦初試合とあって、外野飛球の処理など練習不足の欠点がゲームに出てしまった。3回1死、田中が遊撃前内野安打で出たが二塁を欲張って憤死。最終回にも無死で清水良が中前打したが後続がなく、無得点に終わった。しかし、全員が大量失点にもめげず、最後まで全力疾走し、無失策を記録した。

 

123456789
東温8220315
津島000000

(5回コールドゲーム)

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