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読者が選ぶ夏の「名勝負」 えひめ高校野球 全国春90回・夏100回大会

2002年 2回戦 土居4―5新居浜西 元球児の保護者 合田澄子さん(64)=四国中央市

2018年7月8日(日)(愛媛新聞)

「好球必打」と書かれた息子の帽子とユニホーム。仲間と駆け抜けた夏は澄子さんにとって一番の大会だ

「好球必打」と書かれた息子の帽子とユニホーム。仲間と駆け抜けた夏は澄子さんにとって一番の大会だ

11回裏に新居浜西がサヨナラを決め喜ぶナイン=2002年7月23日、今治球場

11回裏に新居浜西がサヨナラを決め喜ぶナイン=2002年7月23日、今治球場

「好球必打」と書かれた息子の帽子とユニホーム。仲間と駆け抜けた夏は澄子さんにとって一番の大会だ

「好球必打」と書かれた息子の帽子とユニホーム。仲間と駆け抜けた夏は澄子さんにとって一番の大会だ

11回裏に新居浜西がサヨナラを決め喜ぶナイン=2002年7月23日、今治球場

11回裏に新居浜西がサヨナラを決め喜ぶナイン=2002年7月23日、今治球場

【必死 記憶ないほど応援】

 「おい。どうなっとる?」「ごめん。負けそうよ」。

 2002年の愛媛大会2回戦、新居浜西―土居。新居浜西の応援に駆け付けた3年合田旭宏の母澄子さん(64)=四国中央市寒川町=は、仕事で来られなかった父安志さん(69)からの電話に肩を落として答えた。

 1―4の九回裏。澄子さんは願い続けていた。「息子たちに坊っちゃんスタジアムで試合をさせてあげて」

 驚異の粘りをみせたナインは3点を返して延長へ。十一回裏に決勝打を挙げて初戦に続くサヨナラ勝ちを飾った。以降、準々決勝まで4試合連続のサヨナラ勝ちを記録、「ミラクル新西」と呼ばれ地元を沸かせた。

 「実は九回裏から記憶がないんです。必死で応援していたからかな」と澄子さん。「それほど感動していた。毎試合後、保護者のお母さん同士で泣いていた」と宝物のスクラップブックを手に、涙と照れ笑いを浮かべる。

 3番打者だった合田は、大会1カ月前からスランプに陥ったものの本番では毎試合ヒットを記録。1回戦では壮行会で宣言した通りホームランも放った。

 「思い出の品を探していたら、私なりの復調の理由が分かったんです」。澄子さんは帽子のつばに書かれた「好球必打」の文字を指す。「家ではあまりしゃべらない子で、当時どう思っているのか分からなかった。でも力強い字を見て、彼なりの努力を感じることができた」

 澄子さんは今も愛媛大会をテレビで観戦し、夫と球場に足を運ぶこともある。「高校野球には夢があるから」。今年も新たな物語との出合いを心待ちにしている。

 

【脅威の粘り 9回5安打】

 1回戦で土壇場の9回に同点に追いつかれた新居浜西が、2回戦ではその9回に追いつき、延長サヨナラ勝ちした。

 それまで2安打と、ほぼ完璧に抑え込まれていた土居の先発福岡から9回に5安打を奪い、3得点。勝負を振り出しに戻した。

 11回、1死で佐野が敵失で出塁。続く中村との間でエンドランが成功、一、三塁と好機を広げた。敬遠での満塁の後、蔵富が決勝の一打を放った。

 土居は序盤に福岡の適時打などで4点をリードし、試合を優位に進めた。9回、新居浜西に4連打を含む5安打を浴び、追いつかれた。

 

123456789-
土居202000000-
新居浜西001000003-
1011-------
土居004-------
新居浜西01x5-------

(延長11回)

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