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読者が選ぶ夏の「名勝負」 えひめ高校野球 全国春90回・夏100回大会

1990年 決勝 松山商9ー8新田 元高校球児 田村有希さん(40)=松山市

2018年7月8日(日)(愛媛新聞)

「練習は当時と変わらない」。松山商グラウンドで後輩を見守る田村有希さん

「練習は当時と変わらない」。松山商グラウンドで後輩を見守る田村有希さん

10回裏新田1死一、二塁。山本の中前打で二走・西江が本塁を突くも松山商・松崎の好返球でタッチアウト、サヨナラを逸す=1990年7月28日、松山球場

10回裏新田1死一、二塁。山本の中前打で二走・西江が本塁を突くも松山商・松崎の好返球でタッチアウト、サヨナラを逸す=1990年7月28日、松山球場

「練習は当時と変わらない」。松山商グラウンドで後輩を見守る田村有希さん

「練習は当時と変わらない」。松山商グラウンドで後輩を見守る田村有希さん

10回裏新田1死一、二塁。山本の中前打で二走・西江が本塁を突くも松山商・松崎の好返球でタッチアウト、サヨナラを逸す=1990年7月28日、松山球場

10回裏新田1死一、二塁。山本の中前打で二走・西江が本塁を突くも松山商・松崎の好返球でタッチアウト、サヨナラを逸す=1990年7月28日、松山球場

【「この学校へ」入部決意】

 「この試合は見にいこう」。1990年夏の決勝・松山商―新田。当時、甲子園を夢見る中学1年生だった田村有希さん(40)=松山市森松町=は春の選抜大会で準優勝を飾った新田を見るため、松山球場を訪れた。

 注目カードとあって球場は外野席まで超満員。試合は新田が八回までに2点をリードしたが、松山商が九回に起死回生のタイムリーを放ち同点、延長十一回に勝ち越し点を挙げて振り切った。

 劇的な展開はもちろん記憶に残っている。だが脳裏に焼き付いているのは、延長十一回裏のプレッシャーの中で見せた松山商の好守だった。強攻策に出た新田を落ち着いて併殺に仕留め、ピンチを切り抜けた。「この学校で野球をしたい」と強く思った。

 念願の松山商野球部に入部後は、休日も朝から晩まで練習漬けだった。内野手だったが、試合出場の機会に恵まれず、スタンドで懸命に応援した。3年の時、丹原を破り甲子園出場の夢がかなった。

 あこがれの聖地では、グラウンドでの練習に参加。「甲子園に来たんだなとうれしさでいっぱいになった」と気持ちも高ぶった。初戦で涙をのんだもののアルプスで声をからした経験は最高の思い出だ。

 100回の節目を迎える夏の大会。タイブレーク制導入など時代に合わせたルール改正が進む。「厳しい練習や指導が感動的なプレーを生み出したことも事実。でも、変化を前向きに捉えて、今の高校球児の名勝負をぜひ見たい」。かつての高校球児は優しくほほ笑んだ。

 

【延長11回の攻防を制す】

 追いつ追われつ息詰まる熱闘は松山商が延長11回、ついに決勝点をもぎとり、粘る新田を振り切った。

 延長11回の攻防が勝負を分けた。表の松商は四球の釘貫を手堅くバントで送り、暴投で三進したあと、亀井の右中間二塁打で勝ち越し点を奪った。一方、新田もその裏先頭の松本が四球。松山商と同じく中軸に打順が回った新田は強攻策。しかし、続く堀内は三塁ゴロ併殺打で、新田は万事休した。

 新田は序盤の失点を松山商の2投手から本塁打など長打攻勢で反撃。7回に松本の左翼席へのソロホーマーで2点を勝ち越した。逆に1点をリードされた延長10回は1死から岡部に始まる4連打で同点としたが、松山商中堅・松崎の好返球に遭いサヨナラの走者が本塁で憤死したのは悔やまれる。

 

123456789-
松山商140000002-
新田212010100-
1011-------
松山商119-------
新田108-------

(延長11回)

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