魚などの採集に挑戦
鬼北の児童ら小川観察、環境保全を考える
2018年6月28日(木)(愛媛新聞)

長谷川に入り、生き物の採集に挑戦する日吉小児童ら

長谷川に入り、生き物の採集に挑戦する日吉小児童ら
子どもたちに小川や水路、水田などに興味を持ち保全の大切さを知ってもらおうと、愛媛県南予地方局は28日、鬼北町上鍵山地区で「ふるさと水辺の生き物教室」を開いた。
教室は、管内の児童を対象に毎年開催。今回は日吉小学校(同町下鍵山)の3~6年生20人が参加した。
児童は同地区を流れ広見川に注ぐ長谷川の周辺を散策。愛媛大大学院農学研究科の日鷹一雅准教授(農生態学)らのアドバイスを受けながら、カワムツなどの魚や田んぼに生息するオタマジャクシなどを網などで次々と捕まえた。
散策後は近くの集会所に移動。日鷹准教授らから、外来種が在来種の存続に影響を与えている現状や、ウナギの生態解明に関する説明があり、児童らは真剣なまなざしで聞いていた。
採集した生き物は、じっくりと観察してスケッチ。6年の男子児童(12)は「外来種の影響が大変なのがよく分かった。魚は大好きなのでスケッチは苦手だけど頑張る」と熱心に魚を見つめていた。