ログイン
Myページ
Myページ

愛媛新聞ONLINE

2018
1119日()

ログイン
Myページ
愛顔会員Myページ
MENU

愛・スポーツ(インタビュー)①

愛媛パールズ体操スクール講師 和田 一大さん(28)

2018年6月25日(月)(愛媛新聞ONLINE)

 

 手拍子のリズムに合わせてステップを踏む子どもたち。柔軟体操、ブリッジ、逆立ち、前転、側転、跳び箱…。「飛べるようになったね」。和田一大さん(28)は、胸を張る子どもたちと笑顔でハイタッチ。

 ゼロ歳児から中学生まで約500人が体操を習う「愛媛パールズ体操スクール」(松山市余戸南4丁目)で講師(統括管理)を務める和田さんは、子どものころから、体操教室で指導する父・和田敏さんの背中を見て育った。「体操教室が家みたいなものでした」

 小学1年から選手コース入り。中学、高校、大学と、選手として活躍してきた。全国中学総体やインターハイ、国体にも出場。大学卒業後は神奈川県の体操クラブで指導者としての経験を積んだ。

 「指導者の勉強をするまでは、ただ、体操の技術を教えればいいと思っていた。しかし、それではいけないことを学びました」。クラブの監督だったアテネオリンピック男子体操団体金メダリストの米田功さんから「指導者の質」とは何かを教わった。

 「子ども時代に出会った人は忘れない。体操教室での出会いが、子どもの未来に影響を与える。そこに重大な責任を感じながら、指導に当たっています。なにより大切なことは『やればできる』という気持ち」

 

 

 「通っている子どものうち、実は『運動が苦手』と思っている子が6割。そこで『運動神経が悪いから』といって、あきらめてしまうことが、子どもの成長にとって一番のマイナス」と考える。転んだ時に手を付けない。体が硬い。力の入れ方が分からない。そのような状態は「頭で思ったことがなかなか体に伝わらない。運動神経の発達段階にあるから」と解説する。

 「リズム能力」や「バランス能力」、合図への「反応能力」など7つに分類される能力を育成する「コーディネーショントレーニング」を実践する。「体の扱い方が自然と身についてくる。幼児期に早く出会えるほど、運動神経の発達が良くなる」とアドバイスする。

 日本の体操界は、2016年のリオ五輪で男子団体金メダルを獲得するなど、世界のトップレベルとなり、2020年の東京五輪に向けて盛り上がりを見せている。

 「体操競技が注目され、競技人口が増えていくことを期待している。ただ、競技に進むのは一握り。体操教室を通じて内面的な苦手意識をなくし、いろいろなスポーツに巣立っていく子どもたちの成長を見たい。そして、次世代の指導者も育てていきたい」と先を見据える。

 

 和田一大(わだ・いつひろ)さん。松山市出身。新田高、九州共立大卒。ジュニアスポーツ指導員、日本体育協会公認コーチ(体操)、(公財)日本幼児体育協会認定幼児体育指導者の資格を持つ。1歳半~中学生までを指導している。

    キーワードで関連記事を検索できます

    おすすめ記事

    愛媛の情報なら、愛媛新聞のアプリ。

    欲しい情報をいつでもあなたにお届け!プッシュ通知機能も充実。