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大学入学共通テスト 20年度開始

ネット英会話、県内も拡大「話す力」磨く

2018年6月25日(月)(愛媛新聞)

生徒と海外の講師がオンラインで英会話を行った今治西高校の授業=19日午後、今治市中日吉町3丁目

生徒と海外の講師がオンラインで英会話を行った今治西高校の授業=19日午後、今治市中日吉町3丁目

 【音声データ分析で指導改善へ】

 現行の大学入試センター試験に代わり、2018年度に入学した高校1年生を対象に「大学入学共通テスト」が20年度から始まる。英語はこれまでの「聞く・読む」に「書く・話す」を加えた4技能を測り、従来型のマークシート式試験と民間の検定試験が併存する。話す力の向上にインターネットによる「オンライン英会話」の導入が全国で加速する中、県内にも広がりつつある。

 

 オンライン英会話は生徒一人一人がタブレット端末などを使いインターネットを通じて、海外にいる講師と話す学習法。大手教育通信会社など多様な企業が手掛け、学研プラス(東京)では昨年度に比べ中学を含めた導入校は5倍以上増加し、現地で千人以上の講師が対応する。県内高校では新田青雲、済美平成、西条などが取り組む。

 

 愛光高は18年度、1年生に授業を実施。生徒は各自ヘッドセットを着け、学校備品のタブレット端末でフィリピン人の講師とテキストに沿って約25分間会話する。教師はほぼ介入せず、生徒は身ぶり手ぶりを交えながら懸命に伝え続けている。

 女子生徒(15)は「すごく楽しい。緊張しても講師がサポートしてくれる」と話し、英語が不得意という男子生徒(16)も「発音が進歩した」と実感。竹村司郎教諭は「生徒の顔つきが違う。積極性を引き出す契機になれば」と見通す。

 実施2年目の今治西高の竹崎仁思教諭は、本年度の全国での導入熱を肌で感じている。学校が企業に予約をして決める授業日の希望が通りにくく、1年生8クラスで授業の足並みをそろえるのが難しい状況だ。

 課題は習い始めの生徒の場合、英会話レベルが十分でないため、使う英語の正確さに欠ける傾向にあること。オンライン教材に加えて書く指導を繰り返しながら文法の定着を図るほか、生徒の会話の音声データを分析して指導改善へ研究を重ねる。

 インターネット環境の整備や機材の費用には悩ましさも抱えている。県教育委員会の事業の一環で機材を確保できているが来年度以降は未定で、継続に向けた対応策を模索している。

 今月、国立大学協会は共通テストで民間検定試験をマーク式の成績に加点する場合、配点得点の割合は「2割以上」と参考例を提示。徐々にテストの全貌が見える中、竹崎教諭は「指導内容の明確化、向上に努めたい」と先を見据えた。

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