調査書など点数化
愛媛大入試方法、21年度から変更
2018年6月14日(木)(愛媛新聞)
愛媛大は13日、2021年春の入学生を対象にした21年度試験から、選抜方法を変更すると発表した。これまで一般入試は学力検査や面接、小論文だったが、高校作成の調査書や志願者作成の活動報告書などを点数化し、学力などと併せて選抜する。全7学部が対象で、現在の高校1年生から適用される。
入試課によると「より多面的、総合的な選抜を行う」のが狙い。①高校作成の「調査書」②調査書を参考にした「面接」③受験前の課題研究や取得資格などを記した「活動報告書」―を点数化。各学部が指定する三つのいずれかと学力を組み合わせて選抜する。
アドミッション・オフィス(AO)・推薦入試にも導入し、詳細は20年6月中旬公表予定の「入学者選抜要項」などで発表する。
社会共創学部は16年度のAO入試で活動報告書を既に活用。19年度入試から2学部で先行実施し、理学部の一般入試と推薦入試は調査書、工学部の推薦入試は活動報告書を活用する。
21年度入試から一般入試は「一般選抜」、AO入試は「総合型選抜」、推薦入試は「学校推薦型選抜」にすることも発表した。