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南海大地震慌てずに 

宇和島・小中高5校と幼稚園、合同で高台避難訓練

2018年6月9日(土)(愛媛新聞)

高台の避難場所を目指し学校を出発する生徒ら

高台の避難場所を目指し学校を出発する生徒ら

 南海トラフ巨大地震時の円滑な避難に向け、宇和島市文京町にある小中高5校と1幼稚園は8日、合同の津波避難訓練を初めて実施した。児童生徒ら計約3千人が混雑を回避するよう事前に擦り合わせた経路に分かれ、高台を目指した。

 

 学校施設が密集する文京町には、明倫幼稚園と明倫、鶴島の両小学校、城南中学校、宇和島南中等教育学校、宇和島東高校が立地。地震発生後の混乱を避けるため、2017年に各校関係者や市担当課などでつくる「地震・津波対策連絡協議会」を設置し、避難計画を共有して改善点を議論するなどしてきた。

 

 8日は、午前9時40分に高知県沖を震源とする地震が発生し、市内で震度6弱を観測し大津波警報が発令されたと想定。沿岸部に近い各校は浸水の恐れがあることから、約1・5~2キロ離れた海抜の高い天神小(同市丸穂)と宇和津彦神社(同市野川)へ徒歩で避難した。距離がある天神小には高校生が向かうなど、各校が協力し経路を工夫した。

 

 城南中では、生徒や教職員計約300人が参加した。緊急地震速報や市の避難指示放送が流れ、運動場に一時避難して安否を確認した後、学級ごとに列になり出発。交差点などでは警察や消防署員らの誘導を受け、落ち着いて歩を進めた。1年脇坂昇永さん(13)は「いろんな学校が一緒に取り組むことで、より本番に生かせると感じた。実際に地震が起きたときも協力し合って安全に逃げたい」と見据えていた。

 

 協議会は今回の訓練で課題を洗い出し、避難経路のさらなる改善を行う。城南中の坂本信二校長は「発災時には市民の避難も加わる上、車での移動も増える。あらゆる条件を考慮し、『想定外』を『想定内』にするべく検証を重ねていきたい」と話した。

 

 

 

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