J2第15節 新生、船出飾れず
愛媛FC、ホーム8戦未勝利 京都に1―2
2018年5月21日(月)(愛媛新聞)
明治安田J2リーグは20日、第15節の9試合を行い、愛媛FCは県総合運動公園ニンジニアスタジアムで京都と対戦し、1―2で敗れた。開幕から続くホーム未勝利は8戦となり、15日に就任した川井健太監督(宇和島市出身)の初戦を勝利で飾ることはできなかった。通算成績は2勝4分け9敗(勝ち点10)、順位は21位に後退した。
愛媛FCは後半7分、16分と立て続けに失点。同32分に1点返したが及ばなかった。
愛媛FCは次節、26日午後4時から、東京・味の素スタジアムで東京Vと戦う。
【評】愛媛FCは主導権を握りながら、少ない好機を決められて敗戦した。
前半から守備が機能し、優位に試合を進めた。だが、後半7分にCKから先制されると、同16分にはクロスから追加点を許した。その後はほぼ一方的に押し込み、32分に有田の得点で追い上げたが、同点のゴールを割れなかった。
◆最後の質上げたい◆
【愛媛FC・川井監督の話】是が非でも勝利したかったのが本音。要求している変化を、選手たちはピッチで発揮してくれた。シュートまでいくかどうかというチャンスは数多くつくったが、最後の質を上げないといけない。
◆結果につなげたい◆
【愛媛FC・西田主将】(新監督の初陣に勝利できず)「監督がやりたいサッカーは多くの部分で出せたと思うが、ラストパスやクロスの質が足りなかった。ベースの部分はできつつある。結果につなげたい」
◆勝つ方向性出せた◆
【愛媛FC・河原】(第13節でJ2通算300試合出場。試合前に祝福を受け)「選手として積み重ねてきたものの裏には、たくさんの支えてくれる人がいる。勝ちたかったが、方向性は出せた試合になった」
◆FWの活躍大きい◆
【京都・ジュロブスキー監督の話】結果が一番大事な試合で勝ち点3を取れた。前半はまあまあの内容だったが、フォーメーションを変えてから流れが良くなった。若い2人のFWがチャンスをものにしたのは、チームにとっても大きい。