「瀬戸内しまなみ海道」開通記念
2018 第20回しまなみ海道薪能 今治・大山祇神社
2018年5月16日(水)(愛媛新聞)
「2018 第20回しまなみ海道薪能」(愛媛新聞社主催、今治市共催)が7月22日、今治市大三島町宮浦の大山祇神社で開かれる。樹齢2600年以上と伝わる大クスノキ前の特設能舞台で幽玄の世界を繰り広げる。
同市と広島県尾道市を結ぶ「瀬戸内しまなみ海道」の開通を記念し、1999年に始まった夏の恒例行事。今回は両市の姉妹都市提携50周年記念事業にも位置づけられている。
観世流能楽師の大槻文蔵氏(人間国宝)、宗家の観世清和氏=写真、大蔵流狂言師の茂山千三郎氏らが出演し、仕舞「融(とおる)」や狂言「鬼瓦」、能「羽衣」を披露する。
「羽衣」は、漁師が松の枝に掛かった美しい衣を見つけ持ち帰ろうとしたところ、天女が現れ「羽衣がないと天に戻れない」と嘆くため、哀れに思い、舞を見せてもらう代わりに衣を返すというあらすじ。華やかな祝言の意を持つ曲になっている。
午後5時45分開演。全席指定で一般前売り6千円(当日7千円)、高校生以下は前売り、当日券ともに千円。問い合わせは愛媛新聞社企画事業部=電話089(935)2355。