ログイン
Myページ
Myページ

愛媛新聞ONLINE

2019
525日()

ログイン
Myページ
愛顔会員Myページ
MENU

南米原産の淡水魚

伊予市佐礼谷地区「ペヘレイ」養殖に幕

2018年5月14日(月)(愛媛新聞)

ペヘレイの養殖場で最後の作業をする組合員ら=10日、伊予市中山町佐礼谷

ペヘレイの養殖場で最後の作業をする組合員ら=10日、伊予市中山町佐礼谷

南米原産の淡水魚ペヘレイ

南米原産の淡水魚ペヘレイ

ペヘレイの養殖場で最後の作業をする組合員ら=10日、伊予市中山町佐礼谷

ペヘレイの養殖場で最後の作業をする組合員ら=10日、伊予市中山町佐礼谷

南米原産の淡水魚ペヘレイ

南米原産の淡水魚ペヘレイ

【事業25年、大きな販路開拓できず】

 「本当に幻になってしもた」―。旧中山町が着手し、伊予市中山町佐礼谷地区で約25年にわたり続けられてきた淡水魚「ペヘレイ」の養殖事業が、3月末で幕を閉じた。特産品として売り出す目的だったが、大きな販路開拓はついにかなわず、地元イベントなどでささやかに提供されてきた「幻の魚」。市から施設管理を委託されていた地元住民らが10日、水槽に残っていたペヘレイを全て引き揚げ、別れを告げた。

 

 スペイン語で「魚の王様」の意味を持つペヘレイは南米原産。体長45センチほどに成長し、キスに似た淡泊な味わいで、刺し身や天ぷらなどに向くという。

 1966年にアルゼンチンから神奈川県の水産試験場に卵が輸入され、国が全国での養殖を奨励した。愛媛県でも研究が進められ、80年代半ばから複数自治体が実施。旧中山町も町おこしにと意気込んだ。だが安定的な繁殖や販売が難しく、各地で撤退が続出。なかやま淡水魚養殖組合によると、ほそぼそと維持する伊予市の事業は全国的にかなり珍しい存在となっていた。

 2013年度から同組合が指定管理者となり、近年は祭りで塩焼きにして売る程度。井川一郎組合長(69)によると、飲食店などに売り込んだこともあったが「なじみのない魚だから」と反応は鈍かった。「(事業終了は)仕方ないと思うけど、寂しい部分もあるよ」

 10日は組合員4人が水槽の水を抜き、100匹超の小ぶりなペヘレイを撤去した。一部はさばいて冷凍し、後日、地区で開かれる会で振る舞うという。組合は11日に解散した。

 終幕の17年度、最後のペヘレイ料理は塩焼きとにぎりずしで、佐礼谷地区の食材を使った料理レシピ集に掲載された。発行した「住民自治されだに」の特産品開発女子部で活動する井川さんの妻洋子さん(67)は「名物が一つ減ったけど、ゆずこしょうなどの人気商品もあるし、まだまだ頑張っていきたい」と話す。

    おすすめ記事

    <プレスリリース>一覧

    愛媛の情報なら、愛媛新聞のアプリ。

    欲しい情報をいつでもあなたにお届け!プッシュ通知機能も充実。