全国3カ所目
西条・石鎚クライミングパーク、JOC強化センターに
2018年5月11日(金)(愛媛新聞)

JOC競技別強化センターに認定された石鎚クライミングパークSAIJO=10日午後、西条市氷見

JOC競技別強化センターに認定された石鎚クライミングパークSAIJO=10日午後、西条市氷見
愛媛県西条市は10日、同市氷見の石鎚クライミングパークSAIJOがスポーツクライミングの競技別強化センターとして日本オリンピック委員会(JOC)に認定されたと発表した。
強化センターは、東京五輪に向けた有力選手の競技力向上などを目的に競技団体の推薦を受けてJOCが認定する。スポーツクライミングでは、2017年に選ばれた鳥取県倉吉市と盛岡市の施設に続き3カ所目。
愛媛国体で西条市が整備したパークには現在、国体山岳競技のボルダリング用とリード用の人工壁があり、今回の認定を受けた。東京五輪の事前合宿誘致に向けて整備中のスピード用の人工壁は今年10月の完成後に認定される見込み。
市は強豪国オーストリアの事前合宿誘致を進めており、10月にはスピード壁完成に合わせて日本とオーストリアの合同合宿開催を模索中。市スポーツ健康課は「事前合宿だけでなく、各国のトップ選手の利用促進につなげたい」と意気込んでいる。