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楽しく、構えず 役者新境地

坊っちゃん劇場「よろこびのうた」 四宮貴久 主人公の独捕虜好演

2018年4月30日(月)(愛媛新聞)

「人に喜んでもらうことが自分のモットー。これからもエンターテイナーであり続けたい」と語る四宮

「人に喜んでもらうことが自分のモットー。これからもエンターテイナーであり続けたい」と語る四宮

【イメージ一新「二枚目半」役】

 坊っちゃん劇場(東温市見奈良)で上演中のミュージカル「よろこびのうた」で、四宮貴久が主人公のミハエル役を好演している。従来の四宮のクールなイメージとは異なる二枚目半の役どころ。「役者として新しいページに触れた感覚。これまでの経験をミックスしながら、楽しんで演じられている」と充実の表情を浮かべる。

 

 「よろこびのうた」は、第1次世界大戦中の徳島県を舞台にドイツ人捕虜と地元住民の交流を描く物語。四宮は「誓いのコイン」「鶴姫伝説」「幕末ガール」に続き、劇場作品4度目の出演となる。

 今回演じるミハエルは、遍路宿の一人娘に恋する捕虜の青年。社会情勢に左右されないリベラルな考えを持ち、情熱的でとにかくまっすぐ。一方、九州なまりの日本語を話し、時にはおやじギャグも飛ばす個性的なキャラクターだ。

 舞台は初日から好評で、順調に新境地を切り開いたように映るが、四宮は「正直しんどかった。自分の引き出しにない役柄、感情の振り幅も大きく、稽古から大変だった」と明かす。美しい立ち居振る舞いの王子様から、人間くささを前面に押し出す役への挑戦。突き詰めていくには時間がかかった。

 真摯(しんし)に役と向き合ったことで発見も。「舞台上で感じるままに演じたいと思うようになった。以前はプランニングし過ぎて、演じることを楽しめていない自分がいた。構えずに臨む。今までにない感覚をつかんだ」と、役者としての成長を素直に喜ぶ。

 鶴姫伝説出演後の2015年、渡辺謙主演の舞台で憧れだった米ブロードウェーデビューを果たした。米国では映像の仕事に携わる機会も得たという。現在は、振付家としても日本各地を飛び回り多忙な日々。それでも坊っちゃん劇場のステージに帰ってきた。

 「自分は坊っちゃん劇場で日本人のアイデンティティーに目覚めた。ここで演じることに意義がある」

 出演は8月末のキャストチェンジまで。間もなく折り返し地点を迎える。「いいものやっているという自負もある。一人でも多くの友達を誘って劇場に足を運んでもらえたらうれしい」とほほ笑んだ。

 

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