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小遣いやりくり 生きる力育てて

正しい金銭感覚 子どもにも

2018年1月1日(月)(愛媛新聞)

 

 

 

 

【松山でセミナー  定額制基に報酬併用を】

 お年玉をもらう新年は、子どもがお金を使う場面が増える時期。子どもの小遣いについて考え始める家庭も多いだろう。小遣いのやりくりは正しい金銭感覚を身に付ける機会になるという。専門家は「お金や買い物に興味を持ち始めたころが開始のタイミング。小学校入学を目安に、家庭教育の一つとして取り入れてみては」とアドバイスする。

 

 2017年12月中旬、松山市の飲食店で開かれた小遣いに関するセミナー。小学生以下の子どもを持つ市内外の母親3人が参加し、小遣いの意義や効果的な渡し方を学んだ。

 セミナーを主催し、講師を務めたのはファイナンシャルプランナー坂東優子さん(33)=松山市。風呂掃除や食器洗いなど家事の手伝いをするたびにお駄賃を渡しているというわが子の小遣い事情も紹介し「やりくりに苦戦しながらも子どもは成長していく。小さいうちは収支の把握は難しいので出費を確認するだけでもいい」などと説明した。

 受講した市内の主婦千石聡子さん(38)は「3人の子どもがいるが、小遣いをあげるか考えているところ。役に立つ話が聞けた」と満足そうに話した。

 全国の小中高校生を対象にした、金融広報中央委員会の15年度「子どものくらしとお金に関する調査」では、小遣いをもらっている小学生の割合は7割強に上る。月1回もらうケースでは金額は500円が最多。使い道は菓子やジュース、おもちゃ類の購入が上位を占めた。

 坂東さんによると、小遣いには大きく分けて手伝いに応じて渡す「報酬制」と、月1回決まった金額を渡す「定額制」の二つがある。例えば定額制は菓子や文房具代など小遣いで払うものを決め、1カ月に必要な支出額を計算。子ども自身がやりくりできる金額を小遣いに設定する。

 それぞれに長所と短所があり「報酬制では働く意味を理解し、仕事への責任感も生まれるが、お金をもらえないと手伝いをしなくなる可能性がある」と坂東さん。一方、定額制はお金を管理する力が養われるため、「定額制をベースにお金が足りなくなれば、手伝いをして補うといった併用がお薦め」と提案する。

 初めのうちは無駄遣いをしたり、次の小遣いまでに必要なお金が足りなくなったりするなど失敗も経験するが、この失敗からお金の大切さを知ることができるという。親は口を出さず、子どもがどう対処するかを見守りたい。前借りは許さず、我慢させることが肝心だ。

 定期的に小遣いを受け取れば、貯金して好きなおもちゃを買うなど計画を立ててお金を使えるようになる。坂東さんは「キャッシュレス化が進む中、1円の重みを知っているかどうかでお金との関わり方が変わってくる。将来の見通しがつきにくい時代になっており、小遣いを通して子どもの生きる力を育ててほしい」と話している。

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