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浮沈の内幕 愛媛FCの2017年振り返り

<5>監督インタビュー(下)一丸で戦い抜く意識、鍵

2017年12月22日(金)(愛媛新聞)

徳島との四国ダービーで戦況を見守る間瀬秀一監督=11月5日、県総合運動公園ニンジニアスタジアム(撮影・金尾公貴)

徳島との四国ダービーで戦況を見守る間瀬秀一監督=11月5日、県総合運動公園ニンジニアスタジアム(撮影・金尾公貴)

 攻撃力が向上した一方で、総失点68はリーグワースト3位タイだ。

 攻撃的なサッカーをする中で、守備意識が薄れたのは課題だ。試合の立ち上がりや、失点して相手を追いかける展開になった時、攻撃に偏った面はあったと思う。

 シーズン前は、しっかりと緻密な守備練習ができていた。シュートブロック一つでも、どのコースを遮り、どう体を寄せるのかまで決めて練習していた。だがシーズンが進むにつれ、細かな練習ができなくなった。ほかのことを優先したためで、自分の反省点だ。

 攻守のバランスは、選手からも困惑するような声が出ていた。

 自分の守備戦術の提示が大事だった。試合の中でも、微妙な状況変化に対して、もう一度、監督である自分がしっかりと対応しなければならないと思っている。修正の準備は、見本とすべき映像を集めるなどして進めているところだ。頭の中に青写真はある。来季のメンバーと力を合わせて実現したい。

 後半戦は、チームとしてのまとまりを失いかけた時期もあった。

 自分たちが力を出し切っても勝てないことはある。だが、力を合わせられず、本来の実力を発揮できていない試合があった。そこが一番の改善点だ。

 選手も人間。勝てないことや、出場機会がないことで心は揺さぶられる。苦しい時期が続き、監督としての力量が試された時、私がどんな手を打てたかが大事だったと思う。

 プレーオフ進出の可能性が厳しくなり、全員の意識を確認するために面談をした。選手から意見を聞くと、みんなが戦う意識を持ち続けていることが分かった。その思いを一つにできるかどうかが鍵だと気付いた。

 その後、終盤にかけて勝ち点を取れたのは良かった。特に西田は戦う姿勢をプレーで示してくれた。第39節の山形戦で終了間際に決めたゴールや、ホーム最終戦での活躍は本当に大きかった。

 改めて今季の総括と来季の展望を。

 愛媛FCが積み上げてきたものを継承しながら進化させることを考えて臨んだ今季は、引き継ぐことよりも進化に重点を置いてしまい、勢いを止めてしまったところがある。今季2位でJ1に昇格した長崎には、変化から生まれた力と、変化させないことで培われた力があった。そこには目を向けたい。

 来季の戦いはもう始まっている。今準備していることや、これからの取り組み自体が、自分の成長にもつながる。大切なシーズンになると思っている。=おわり

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