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医師ら乗車 

西予市、無医地区に巡回診療車 2018年夏導入 

2017年11月8日(水)(愛媛新聞)

広島県北部で庄原赤十字病院が運用している移動診療車(西予市提供)

広島県北部で庄原赤十字病院が運用している移動診療車(西予市提供)

【検査機器搭載】

 へき地での医療確保を目的に、西予市は2018年8月に巡回診療車を導入する。検査機器などを搭載したマイクロバスで、無医地区となる見通しの惣川・遊子川の両地区から運用を始め、人口減少や医師不足に対応してエリアを拡大させる方針。

 

 市によると、無医地区解消を目的とした移動式診療施設は広島県北部で12年から運用。県内では、島しょ部で活動する社会福祉法人済生会の巡回診療船があるが、車両はない。

 

 巡回診療車導入に伴い、18年7月末で惣川診療所(週2回診療、1日平均利用者16・4人)と遊子川診療所(週1回診療、6・5人)は廃止し、診療所と同等の診療日を維持する。年間約4千万~5千万円の収支改善を見込み、診療所建物更新が不要になることなどで生じる財源を、診療の質や機器の高度化につなげたい考え。市医師会や愛媛大大学院医学系研究科の協力を得て本年度から準備を進めていた。

 

 診療車には市立野村病院の医師や看護師らが乗り、公民館を待合室として活用。超音波診断装置や心電計のほか、血液検査結果をその場で判断できる分析装置も搭載する予定で、エックス線撮影や専門的治療が必要な場合は野村病院と連携して対応する。南海トラフ巨大地震などの大規模災害時の機動的活用も視野に入れる。

 

 市内には2カ所の市立病院と8カ所の診療所(歯科含む)があり、市は「診療所では常勤医不在の期間が生じ、診療収入減少により医療機器の更新もできないのが現状」と説明。「診療車導入により医療の質は向上すると考えている」とし、地元の意見を聞きながら他地区の切り替えも検討する。

 

 7日の臨時市議会で、事業費として国民健康保険特別会計の補正予算5503万円を可決した。

 

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