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天に届け、会心の金的

アーチェリー(身)男子1部リカーブ30メートルダブルラウンドV 矢野選手

2017年10月30日(月)(愛媛新聞)

アーチェリー聴覚障害男子1部リカーブ30㍍ダブルラウンドで1位になった矢野誠一選手=29日午前、今治市宮窪石文化運動公園(撮影・石見禎浩)

アーチェリー聴覚障害男子1部リカーブ30㍍ダブルラウンドで1位になった矢野誠一選手=29日午前、今治市宮窪石文化運動公園(撮影・石見禎浩)

【亡父の古里で「親孝行」】

 雄姿、天まで届け―。29日に今治市宮窪石文化運動公園であった全国障害者スポーツ大会アーチェリー聴覚障害男子1部リカーブ30メートルダブルラウンドで、地元今治市の矢野誠一選手(39)が「金メダル」を獲得。「親孝行できたかな」と大会直前に亡くなった父を思い、感無量の表情だった。

 矢野選手は5歳で患った高熱で左耳が聞こえなくなり、右耳には補聴器を着けている。ドラマや映画の影響で2年前から競技を始め、県身体障害者アーチェリークラブに入会。今大会を目指し自主練習を含めて週4回、サン・アビリティーズ今治(同市喜田村2丁目)で汗を流してきた。

 本番直前、思わぬ不幸が襲った。父親の伸さんが17日、病気のため65歳で死去した。5月末のリハーサル大会にはカメラを手に観戦に訪れ、普段から連れだって温泉に行くなど仲が良かっただけにショックは大きかったが「会場の宮窪町はお父さんの古里。何としても良い結果を」と奮い立った。

 29日は、ともに参拝した源平合戦の那須与一ゆかりの四国霊場・屋島寺(高松市)のお守りを身に着け大舞台へ。試射で弓のトラブルが発生した上、雨が降りしきる悪コンディションだったが、好きな言葉「心静集射」通り、一本一本に集中。見事な成績を残した。

 初の障スポ大会を経験したことでさらに競技に打ち込む気持ちが芽生えたという。「お父さんには今後も見守っていてほしい」と、2020年の東京パラリンピック出場を夢見てアスリートの道を歩む。

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