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古里に競技普及の礎 

愛媛障害者アーチェリーの「生みの親」、梶原さん(今治)

2017年10月27日(金)(愛媛新聞)

あばらこ射場でアーチェリーに打ち込む梶原慶次郎さん(左)=1981年、今治市菊間町浜

あばらこ射場でアーチェリーに打ち込む梶原慶次郎さん(左)=1981年、今治市菊間町浜

県高校総体などが開催されるあばらこ射場=2017年6月、今治市菊間町浜

県高校総体などが開催されるあばらこ射場=2017年6月、今治市菊間町浜

あばらこ射場でアーチェリーに打ち込む梶原慶次郎さん(左)=1981年、今治市菊間町浜

あばらこ射場でアーチェリーに打ち込む梶原慶次郎さん(左)=1981年、今治市菊間町浜

県高校総体などが開催されるあばらこ射場=2017年6月、今治市菊間町浜

県高校総体などが開催されるあばらこ射場=2017年6月、今治市菊間町浜

 28日から県内で開かれる全国障害者スポーツ大会では、パラ五輪を含む国内外の大会で活躍する選手を輩出してきたアーチェリーの県勢の健闘が期待される。その背景には、愛媛の障害者アーチェリーの「生みの親」梶原慶次郎さん(86)=今治市菊間町浜=の存在がある。私財を投じて町内につくったあばらこ射場は障害者だけでなく高校生、社会人選手の拠点となっており、競技の礎となった。

 

 梶原さんは大工だった1958年、不慮の事故で松葉づえと車いすの生活になった。県内の障害者団体関係者に「身障者スポーツにアーチェリーが最適」との話を聞き、所有するミカン園や土地を買い足し、妻の澄子さん(81)や思いに共感し協力してくれた仲間とともに造成。81年に射場を完成させ、同年には中心となって県身体障害者アーチェリークラブをつくった。

 以来、自らを含め全国大会やパラ五輪で好成績を挙げる選手を生み出してきた。「技術が向上すれば健常者と肩を並べて何のハンディもなく戦える」との信念通り、車いすで国体に出場したメンバーも。県身体障害者アーチェリークラブの平塚雄二副会長(61)=西条市丹原町北田野=は「梶原さんがいたからこそ今がある」と感謝する。

 あばらこ射場は県高校総体、社会人の練習にも活用され、愛媛国体では3種別入賞の原動力ともなった。

 現在は療養中の梶原さんだが、愛媛での全国大会を楽しみにしていたという。澄子さんは「地元選手が活躍してくれれば、夫の集大成になる」。

 梶原さんは射場が完成する時期に「障害者の体力促進を図り、不屈の精神力を養い、仲間をつくり、社会への参加と平等を味わうことのできるスポーツがアーチェリー」との言葉を書き付けている。古里・今治で開かれる大舞台で、現役選手たちはその思いを実証してくれるはずだ。

 障スポ大会のアーチェリーは29日に今治市宮窪町宮窪の市宮窪石文化運動公園で行われる。

 

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