えひめ国体を振り返って
<13>柔道 バドミントン 馬術
2017年10月24日(火)(愛媛新聞)

[愛媛チーム 女子初V]柔道女子で優勝した愛媛チーム=9日、県武道館

[愛媛チーム 女子初V]柔道女子で優勝した愛媛チーム=9日、県武道館
【柔道 強化策実り総合3位に】
柔道は総合3位。女子が初優勝し、男子は成年が4位、少年は3回戦で敗れたが、強豪と互角に戦った。
全員が県出身者や県内の高校を卒業した選手で、世界選手権の優勝経験者らがまとめ役として若手に刺激を与えた。遠征を繰り返す強化策も実った。
県協会の山口奈美理事長は「大会を機に、今後も国体出場が選手の目標になるのではないか。今をピークにせず、総合1位を狙いたい」と話す。
【バドミントン 海外指導者、成果表れる】
バドミントンは愛媛出身者のみで編成し、成年男子と少年女子が5位と初の2種別同時入賞を果たした。競技が盛んなマレーシアからコーチを招き、約4年8カ月にわたりターゲットエージを強化。少年女子の横山澪(新田高)が入賞に貢献するなど成果が出た。
県協会の松野木聡理事長は「今後も同じようにやれば結果は出る」と手応えを示し、帰国したコーチが伝えた練習方法を取り入れ、準々決勝の壁を突破できるよう強化を図る。
【馬術 レベル向上、大躍進2位】
馬術は少年選手を中心に14種目で入賞。総合成績は昨年の33位から2位と大躍進した。
約2年前から、外部コーチ3人を招いて強化。会場の兵庫県三木市での競技会にも積極的に参加したこともレベルアップにつながった。「特に少年選手は、全国で勝負できるようになった」と県連盟の桝井麻里競技力強化委員長は成果を話し、「県や県内の各団体で協力し合い、培った技術を維持したい」としている。