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2017
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国体を終えて

県体育協会・大亀会長に聞く

2017年10月21日(土)(愛媛新聞)

愛媛国体を終え、充実の表情を浮かべる県体協の大亀孝裕会長=19日午前、松山市美沢1丁目

愛媛国体を終え、充実の表情を浮かべる県体協の大亀孝裕会長=19日午前、松山市美沢1丁目

【「一町一技」に道筋 競技レベル 確実に上昇】

 県内がスポーツの熱気に包まれた愛媛国体。愛媛は天皇杯(男女総合優勝)、皇后杯(女子総合優勝)の獲得はならなかったが、ともに過去最高の2位となった。国体誘致や選手強化に尽力した県体育協会の大亀孝裕会長(86)に選手団の戦いぶりや今後の選手育成の方針を尋ねた。

 

 ―愛媛の天皇杯2位をどう受け止めているか。

 天皇杯は獲得できなかったが立派な大会だった。重量挙げで日本新記録が生まれるなど各競技のレベルは確実に上がった。支えてくれた地域の方や来県者にも喜んでいただけた。確かに気持ちの面では(結果を気にして)眠れない夜もあったが、国体がこれだけ盛り上がったのであれば、誘致した一人として悔やむことはない。万々歳だ。

 

 ―1位東京との力の差は。

 2020年の五輪を控え、東京には能力のある選手が集中している。それは理解しなければならない。ただ大都市圏と地方とではさまざまな面で大きな格差がある。例えばバレーボールのように実業団が出場する競技は、練習量が全く違う地方のクラブチームでは太刀打ちできない。今後、日本体育協会による国体改革が進む中で、競技別に基礎条件を検討するといった必要もあるだろう。

 

 ―愛媛にとって、今後のスポーツ振興につながる国体となったか。

 各市町にうまく競技を分散できた。もともと盛んな競技を実施したまちもあれば、西条市の山岳のように新しく競技を根付かせようと努力したまちもある。国体の開催で地域に特色が生まれた。目指している「一町一技」「一校一技」への足跡は付けられたと思う。

 

 ―愛媛国体後の選手育成の方針は。

 東京五輪に向け選手を育てたい。特に愛媛国体から正式競技になったビーチバレーボールは、海岸線が多い日本の強みを生かせる競技。個人的には地域にクラブチームをつくり、女子のジュニア育成のために愛媛で立ち上げたマドンナカップで、地元が優勝するくらい力を付けたい。

 各競技の有望選手を雇用した県スポーツ専門員には長期契約の選手もおり、今後も活躍が期待できる。個人の事情で競技をやめたり愛媛を離れたりする選手はいるが、指導者として残してもらったものも大きい。過去に五輪に出場したボートの武田大作、ビーチバレーの福井(旧姓佐伯)美香らを(企業で)直接育ててきた。五輪への道は遠くない。国体後も愛媛のスポーツ推進を考えていく。

 

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