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つなぐ 国体の遺したもの

<5>ボランティア充実感、さらなる意欲に

2017年10月16日(月)(愛媛新聞)

愛媛国体の総合開会式で会場案内をするボランティア=9月30日午前、松山市上野町の県総合運動公園

愛媛国体の総合開会式で会場案内をするボランティア=9月30日午前、松山市上野町の県総合運動公園

 「少しは力になれたのではないかと思う」。4日、松山市上野町の県総合運動公園テニスコートのテニス会場で来場者の案内係を務めた松山北高中島分校3年の生徒(18)は満足そうに振り返った。中学1年から地元のトライアスロン大会のボランティアを毎年続けており、今回、国内最大規模の競技大会で裏方を経験し「今後もスポーツボランティアに参加したい」とさらなる意欲を語った。

 愛媛国体と、28日に県内で開幕する全国障害者スポーツ大会には、学生から高齢者まで年代や性別を超えた延べ計約1万2千人のボランティアが登録(8月時点)。受け付け、案内、会場美化などを担当する運営や、手話や筆談で選手らをサポートする情報支援などの業務に分かれ、全国からの来場者を笑顔で迎え入れた。

 風雨に見舞われたゴルフ会場でズボンをびしょびしょにぬらしながら大会関係者に弁当を配って回った山村一郎さん(81)=松山市山西町=は、華やかな舞台の裏側で熱心にサポートする人たちに触れ、「大勢の努力で試合がつくられていたことが分かった」と大きな充実感を得た。得意の英語を生かした外国人向け観光ボランティアに10年ほど関わっているが、スポーツ関係は初めて。選手の礼儀正しさにも感銘を受け「興味の幅が広がった」と話す。

 障スポ大会では、運営やサポート業務に加え、選手団に同行し送迎や誘導などを行う選手団補助を県内の大学、専門学校の学生らが務め、交流を深めながら必要な介助を担う。国体に引き続いて参加するボランティアもおり、バリアフリーの支え手として期待されている。

 国体の総合開閉会式では、ボランティアと一緒に観覧した聴覚障害者から、飲み物コーナーやトイレの場所などをよく尋ねられたという。県情報支援ボランティア養成協議会の岡野由季枝会長は「障害のある人は何げない質問をするのが難しい。できないと大きなストレスになる」と、きめ細かな対応の大切さを説く。障スポ大会に関わる情報支援ボランティアの人数は国体の約10倍。岡野会長は「国体での経験をしっかりと生かしたい」と気を引き締めた。

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