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つなぐ 国体の遺したもの

<3>次世代アスリート トップ選手観戦で刺激

2017年10月14日(土)(愛媛新聞)

ジュニアアスリート発掘事業で興味を持ったボートを観戦した女子生徒(右)。速さに驚き、競技への関心が高まった=8日午前、今治市玉川町龍岡下

ジュニアアスリート発掘事業で興味を持ったボートを観戦した女子生徒(右)。速さに驚き、競技への関心が高まった=8日午前、今治市玉川町龍岡下

 愛媛国体では正式、特別、公開の各競技にデモンストレーションスポーツも含めた全70競技に計約50万人の観戦者が訪れた。その中には「いつか私もこの舞台に」と夢を膨らませる次世代のアスリートの姿もあった。

 「速い、速い」。今治市玉川町龍岡下の玉川湖ボートコースで双眼鏡をのぞき込んでいた近見中学校1年の女子生徒(13)は、ボートのスピードに興奮し夢中で選手を追っていた。自転車が行われた松山市市坪西町の松山中央公園多目的競技場では、愛媛大附属中学校3年の女子生徒(15)が大勢の観衆で埋まった会場を見渡し「こんな雰囲気の中で戦ってみたい」と目を輝かせた。

 2人は、国際大会で活躍するトップアスリート育成を目指し県が2015年度から取り組む「えひめ愛顔(えがお)のジュニアアスリート発掘事業」に参加。競技団体が体の動きなどを見て競技適正を見分ける「オーディション」では、多くの競技で高評価を受けた「金の卵」だ。

 中学2年の時にバスケットボールの県選抜で主将を務めた上田さんは「今のうちにもっといろんなスポーツを知りたい」と、せわしく各会場を回った。陸上部に所属している八塚さんは、県勢が10種目で入賞した「お家芸」のボートへの興味が高まり、将来の競技転向も考え始めたという。

 愛媛国体では、県や競技団体が少年種別の主力となる「ターゲットエージ」の計画的な育成を図った結果、ボウリング少年女子個人で優勝した #泉宗心音 選手(聖カタリナ学園高)ら多くの逸材が才能を開花させた。同事業実行委員会事務局の友沢義弘次長は「トップアスリートの姿をじかに見られる機会は、ジュニア選手にとって大きな刺激となったはず」と意義を語り、継続的な人材輩出へ意欲を示した。

 上田さんは「スポーツの世界は広くて本当に面白い。一つの競技を極めるのもいいが、できるなら全部のスポーツを経験したいと思った」と、さまざまな競技の魅力を体感した様子。地元国体で活躍した選手の勇姿が、全国や世界の舞台を目指す未来のアスリートへ夢のバトンをつないだ。

 

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