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愛媛国体閉幕

高らか「チーム愛媛」天皇杯・皇后杯2位

2017年10月11日(水)(愛媛新聞)

総合閉会式で入場行進する愛媛の選手ら=県総合運動公園ニンジニアスタジアム

総合閉会式で入場行進する愛媛の選手ら=県総合運動公園ニンジニアスタジアム

 計18日間にわたり県民を感動の渦に巻き込んだ愛媛国体が10日閉幕した。目標の天皇杯(男女総合優勝)獲得はならなかったが、愛媛は皇后杯(女子総合)とともに過去最高の2位で終えた。

 愛媛の男女総合得点は2395・5点(冬季大会含む)で、1位東京との得点差は139・5点。3年後に五輪を控え、豊富な選手層と資金力を備えた東京と「互角に戦えたのは自信になった」と中村時広知事は評価した。

 ここ数年の天皇杯獲得県の点数をみると、2014年の長崎(2364点)、15年の和歌山(2257点)より今回の愛媛の得点は高く、優勝に匹敵する成績だったといえる。

 開催県が総合優勝を逃すのは1964年の新潟国体以降、2002年の高知、16年の岩手に続き3例目。天皇杯獲得を目標に掲げながら逃した初のケースとなり、県選手団の藤原恵総監督(県体育協会専務理事)は「正直残念」としながらも「選手は相当頑張った。何も恥じることはない」と語った。

 昨年、男女総合7位だった岩手国体と比べても躍進ぶりは明らかだ。県の集計によると、愛媛の優勝数(冬季大会含む)は43(32増)、準優勝は25(10増)、3位は21(増減なし)で入賞数は191(77増)と飛躍的にアップ。総合得点は864・5点を上積みした。

 全種別を制した剣道を筆頭に、弓道やなぎなた、ボートといった「お家芸」も期待通りの成績を収めた。ボウリングや重量挙げ、銃剣道など多くの競技で長年にわたるジュニア育成の成果が形になって表れた。これまで上位に入ることが少なかった体操や山岳、空手もタイトルを獲得するなど、連日の優勝ラッシュに県内は沸いた。

 国体を通じて国内一流のプレーに多くの県民が触れ、スポーツの魅力が伝わった意義は大きい。大勢のボランティアが大会を支え、各市町では住民らが地域の特色を生かした「おもてなし」で選手を迎え、温かみのある大会となった。

 愛媛初の国体単独開催が事実上、決定した01年以来、県や開催市町は県内企業や団体などの支援を受けながら多大な資金と時間を投じて準備を進めてきた。今回の結果を受け、それらをしっかりと総括することを忘れてはならない。

 その上で、整備した競技場や育成ノウハウなどのレガシー(遺産)をいかに県内スポーツの発展につなげていくか。「国体は通過点で、終着点ではない」と藤原総監督。愛媛国体の本当の評価は、今後の取り組みに懸かっている。

 

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