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8日、空手道

少年男子組手個人V、成年女子形準V

2017年10月9日(月)(愛媛新聞)

【少年男子組手個人決勝】間合いを計りながら要所で攻める愛媛の園田雅人(左)=伊予三島運動公園体育館

【少年男子組手個人決勝】間合いを計りながら要所で攻める愛媛の園田雅人(左)=伊予三島運動公園体育館

【成年女子形決勝】大舞台で堂々と演武する愛媛の紺屋沙也乃=伊予三島運動公園体育館

【成年女子形決勝】大舞台で堂々と演武する愛媛の紺屋沙也乃=伊予三島運動公園体育館

【成年男子形準決勝】力強い形を披露する愛媛の西原啓太=伊予三島運動公園体育館

【成年男子形準決勝】力強い形を披露する愛媛の西原啓太=伊予三島運動公園体育館

 

 空手は8日、四国中央市の伊予三島運動公園体育館で成年男女の形と少年男女の組手個人、組手団体があった。愛媛勢は少年男子組手個人で園田雅人(松山東高)が国体初出場初優勝を果たした。

 成年女子形で紺屋沙也乃(県競技力向上対策本部)が準優勝し、成年男子形の西原啓太(四国中央市役所)が3位に入った。少年女子組手個人の渡辺望茄(松山中央高)も5位入賞した。

 男女混合5人による組手団体で、愛媛は初戦の2回戦で熊本を破り、9日の3回戦進出を決めた。

 

 ◇…愛媛勢の成績…◇

 ▽成・少年男女共通組手団体2回戦

  愛媛 3―0 熊本

○ 園田 1―0 鬼塚  

  渡辺 0―0 有内  

○ 本田 4―3 飯村  

○ 村上 5―3 黒川 

 

 ▽成年男子形1回戦

西原啓太(愛媛・四国中央市役所) 5―0 井上裕太(高知・シモハナ物流)

 

 ▽2回戦

西原啓太(愛媛・四国中央市役所) 5―0 車地泰治(広島・山梨学院大)

 

 ▽準々決勝

西原啓太(愛媛・四国中央市役所) 3―2 久保弘樹(京都・大阪学芸高職)

 

 ▽準決勝

堀庭裕平(大阪・神戸大) 3―2 西原啓太(愛媛・四国中央市役所)

 

 ▽3位決定戦

西原啓太(愛媛・四国中央市役所) 4―1 下村世連(鹿児島・鹿児島県連盟)

 ▽成年女子形1回戦

紺屋沙也乃(愛媛・県競技力向上対策本部) 5―0 森田うらら(福岡・福岡大)

 ▽2回戦

紺屋沙也乃(愛媛・県競技力向上対策本部) 5―0 住友優里(北海道・同大)

 ▽準々決勝

紺屋沙也乃(愛媛・県競技力向上対策本部) 5―0 遠藤千夏(茨城・フィールズアカデミー)

 ▽準決勝

紺屋沙也乃(愛媛・県競技力向上対策本部) 5―0 宇海水稀(長野・帝京大)

 ▽決勝

田中美佐稀(岐阜・西濃運輸) 4―1 紺屋沙也乃(愛媛・県競技力向上対策本部)

 ▽少年男子組手個人1回戦

園田雅人(愛媛・松山東高) 4―0 芝孔明(和歌山・熊野高)

 ▽2回戦

園田雅人(愛媛・松山東高) 3―0 勝健晟(鹿児島・鹿児島城西高)

 ▽3回戦

園田雅人(愛媛・松山東高) 3―3 高橋魁(宮城・仙台城南高)

              内容勝ち 

 ▽準々決勝

園田雅人(愛媛・松山東高) 2―1 伊藤颯輝(静岡・御殿場西高)

 ▽準決勝

園田雅人(愛媛・松山東高) 1―0 南友之輔(大阪・浪速高)

 ▽決勝

園田雅人(愛媛・松山東高) 2―0 空閑翔大(奈良・大阪浪速高)

 ▽少年女子組手個人1回戦

渡辺望茄(愛媛・松山中央高) 8―1 三島きり(島根・出雲工高)

 ▽2回戦

渡辺望茄(愛媛・松山中央高) 3―0 亀井美咲(石川・小松大谷高)

 ▽3回戦

渡辺望茄(愛媛・松山中央高) 4―0 有内和来(熊本・九州学院高)

 ▽準々決勝

谷沢純香(静岡・御殿場西高) 5―1 渡辺望茄(愛媛・松山中央高)

 

 【土壇場、再逆転劇で勢い】

 地元で国体初出場初Vを達成した少年男子組手個人の園田雅人。1、2回戦は積極的な試合を仕掛けられず、もどかしい展開だった。だが3回戦で終了間際の再逆転劇を演じ本来の動きを取り戻し、頂点に立った。

 世界大会を経験したが、地元国体の重圧は別物だった。「応援してくれた人のために」と思うほど、体が思うように動かない。3回戦は2―0と先行したが、2点とも引きながらカウンターで奪った点。自分から仕掛けたわけではなかった。

 残り時間わずか。3点の上段蹴りさえ浴びなければ勝てる。しかし最も警戒していた蹴りを頭にもらい逆転された。「頭が真っ白になった」。

 3回戦を突破しての8強入りは絶対的目標。何も考えずとにかく手を出した。右の上段突きが当たった。3―3で試合を終え、先取点を取った園田の勝利。強い気持ちで勝ちを呼び込み「気持ちを切り替え、次戦に臨めた」。

 決勝では持ち味の冷静さで試合をつくり、前に出ながらも不用意に飛び込まず要所で連打。上段突きと相手の出はなに得意の刻み突きを当て「自分でも信じられない」優勝を手にした。

 「まだまだ駄目。気持ちを高めて全試合に臨めるようにしないといけない」。厳しい自己採点は逆に、伸びしろの大きさを物語る。

 

【得意な演目・紺屋、堂々】

 「最後で4本取られてしまった」。準決勝まで審判員5人が自分の帯の色の旗を5本そろって上げるのを見続けていた成年女子形の紺屋沙也乃。地元開催の国体で優勝を逃した。

 3回戦まで順当に勝ち進む中、準決勝でインターハイ優勝経験などのある宇海水稀(長野)を意識し、直前に決勝と演目を入れ替えた。難易度の高いチャタンヤラ・クーサンクーで臨み5-0で勝利後、決勝は大学の後輩、田中美佐稀(岐阜)と対戦した。

 演目は、5歳で空手を始めた紺屋が小学3、4年生時から打ってきた「思い入れのある」トマリバッサイ。得意でもあり「内容は良かった」(紺屋)。しかし、難易度で上を行く形を力強く披露した田中に及ばなかった。

 岩手国体の2回戦敗退後、競技にさらに集中できる環境を求め、2016年12月末で前の職場を離れ、県スポーツ専門員になった。「ずっと地元でやってきた人間として責任感を持ってきた。私が勝たないとという気持ちがあった」

 目を赤くしながら「得意な形だけではなくいろいろな流派も学び、空手競技に限らず、空手道を学んでいきたい」と新たな目標を掲げた。

 

【攻めた西原、晴れ晴れ 成年男子形3位】

 目の前に相手がいる想定で、攻撃と守りを一つの流れにして演じる「形」。成年男子形の西原啓太は、力強い演武で3位入賞を果たした。

 ヤマ場と踏んだ準決勝で選んだ形は「ガンカク」。鶴を表現する難度の高い技で公式戦では初めて。「思い切ってやろう」と演じたが片足での動作にふらつきがあり、2―3で惜しくも敗れた。

 万全の状態で迎えた大会で思いを果たせずショックを受けていた西原に、稲葉監督は「勝って終わろう」と声を掛けた。その言葉で気持ちを切り替えた。続く3位決定戦で別の形をそつなく演じ、4―1で勝って観客席に頭を下げた。

 チームメートの本田哲也とは同じ広島県出身で旧知の仲。その縁から一緒に愛媛国体優勝を目指し、4月から四国中央市に移り住んだ。「勝負の厳しさも応援されるうれしさも全て味わえた。悔しさは残るが、いい経験になった」と晴れ晴れとした表情で話した。

 

◆入賞、ほっとした◆

 【少年女子組手個人・渡辺望茄=松山中央高】

 (5位入賞)「防御に不慣れな蹴りを浴び、逆転負けした。小学1年生で競技を始めて、泣きながら練習などに取り組み、つらさや苦しさを乗り越えてきた。目標の入賞を果たし、ほっとしたら涙がこぼれた」

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